ジェームズ・C・コリンズ『ビジョナリーカンパニー③衰退の五段階』日経BP社
第1段階:成功から生まれる傲慢
- 成功は当然だとする傲慢
- 主要な弾み車の無視
- 何からなぜへの移行
- 学習意欲の低下
- 運の役割の軽視
第2段階:規律なき拡大路線
- 持続不可能な成長の追求と、大きさと偉大さの混同
- 関連しない分野への規律なき飛躍
- 主要なポストのうち、適切な人材が配置されているものの比率の低下
- 容易に利益を得られることによるコスト面の規律の緩み
- 官僚制による規律の破壊
- 問題ある権力継承
- 組織の利害より個人の利害を優先
第3段階:リスクと問題の否認
- 良いデータを強調し、悪いデータを小さくみせる傾向
- 事実の裏付けがない大きな賭と大胆な目標
- 曖昧なデータに基づいて、とてつもないリスクをおかす動き
- 経営陣の健全な行動様式の衰退
- 外部要因への責任の押し付け
- 組織再編への固執
- 傲慢で超然とした姿勢
第4段階:一発逆転策の追及
- 特効薬の追求
- 救世主のような指導者への期待
- パニックと拙速
- 抜本的な変化と「革命」の宣伝
- 業績より売り込みの優先
- 当初の業績回復とその後の失望
- 混乱と皮肉な見方
- リストラの繰り返しと財務力の低下
第5段階:屈服と凡庸な企業への転落か消滅
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