アタックスグループ編『社長の幸せな辞め方 事業承継3つの選択』かんき出版
事業承継の選択肢・・・①後継者への事業の承継、②MBOやM&Aなどのキャッシュアウト、②幸せな廃業
〝会社の寿命は三十年〟という説があるが、多くの社長は自分の会社の寿命がやってきたころに子どもに引き継いでいるのではないか。
「事業家であるあなたが、いまより三十歳若返ったとしよう。そして、十億円のキャッシュが手に入ったとする。あなたがこのキャッシュを元手になんらかの事業を始めるとして、もう一度、いまの事業を始めるだろうか」。まず、この質問に、じっくりと取り組んでいただきたい。「ぜひもう一度この事業をやりたい」と思えるなら、あなたの会社には将来性がある。
自社に存続可能性があれば「承継」、なければ「キャッシュアウト」、これが難しいなら「廃業」を選ぶことになる。
世のなかの微妙な変化は、まず現場に現われる。
後継者への引き継ぎを意識しはじめる時期が会社の衰退が始まる時期と重なることが多い。
将校になるためには将校としての訓練が必要だ。
銀行が担保・保証を要求するのは、社長が変なことをしないように牽制する意味が大きいのだ。
自社株の本質は議決権を握ることにある。
社長が自分の持ち株を従業員持ち株会のような少数株主に譲るときは、配当還元価格という非常に低い価格で移転できる。
会社規模が大きいほど、最近の業績を上場会社と比較する類似業種比準方式のウエイトが高くなり、逆に、会社規模が小さい会社ほど、その会社がもっている資産、負債に着目する純資産方式のウエイトが高くなるのだ。
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