福沢諭吉『学問のすゝめ』三笠書房
どの科目でも事実をおさえ、確かめ、その結果に立ち、事物の基本的な筋道を知るべきだ。
自由とわがままの違いは、他人を妨げるかどうかにある。
教え合い学び合い、恥じたり自慢したりせず、互いに相手国の便利を考えて、その発展を願うべきであろう。
人民がしっかりしていれば、政府も良くならざるを得ない。
知識・見聞を広めるためには、他人の意見を聞き、自分自身の考えを深め、書物を読むこともせねばならない。
人間たる者は、つねに平等の資格と権利を持つという精神を忘れてはならない。
「得意」の時こそ「悲しみの日」の到来に備えよ。
自分の考えだけで他人を評価してはならない。
商売の場合もっとも大切なことは、日々の帳簿を正しく記入し、定期的に在庫高を点検し、商売上の損得をはっきりさせておくことになる。
学問とはつまるところ、この判断力を養うことにある。
顔いろや容貌を、、いきいきと明るく見せることは、人間としての基本的なモラルである。
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