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2012年3月19日 (月)

波頭亮『プロフェッショナルコンサルティング』東洋経済新報社

プロフェッショナルな能力・・・情勢を冷静かつ合理的に分析し判断する力。組織集団の心情を理解し、的確なコミュニケーションを行う力。

韓国企業は、日本企業以上に選択と集中を効かせて、より戦略的に。

韓国や中国は財閥コングロマリットモデルです。

液晶しかり、二次電池しかり。これらが負けたら、日本が勝負できるものがなくなる。

日本の企業って、ロボットやコンピュータがない時代の、ゲマインシャフト型の組織マネジメントが強みの源泉だった。

昔は戦略があって、それをどう実行するかというチャンドラー流の戦略と組織の関係だった。

組織の本能が求めるものは、自己増殖と変化の排除です。

日本は天皇制の国なんですよ。ああいう創業者の権威や正統性が大事な場合が多いんです。

ダメになっていく会社は、共同体の論理や共同体の価値観に少しでも相反することをやりそうな人間を社長にしない。

面白いのは、業績が好調で、うまく国際化が進んでる企業の典型って、意外に都会っぽくない会社が多い。

われわれが生きているのは、「村」社会の中なんですから。出っ張ったら、いじめに遭っちゃう。

業界紙2年分を読み込めば業界の仕組みと構造が見えてくる。

孫さんは、市場における事業戦略だけでなく、政治戦略や制度戦略までうまくやっている。コンサルタント要らずですね。

外資が来て日本がうまくいかないことは、1つは役所との関係。2つがサプライヤー。3つ目がチャネル。

戦略系コンサルタントは一業種一社が原則。

やっぱり一時情報までたどり着かないと。

コンサルタントが医者ということは、会社が死ぬことを知っているということです。

経営者にとって重要な仕事とは、10年後、20年度にウチの会社はどうあるべきかを考えること。

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