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2012年3月 3日 (土)

深見浩一郎『IFRSの会計「国際会計基準の」の潮流を読む』光文社新書

イタリヤ、スペイン、ポルトガル、そしてメキシコ、ブラジル、アルゼンチンなどの新大陸諸国。アングロ・サクソン諸国は、米国、英国およびオーストラリア、カナダなどの英領植民地、オランダ、大部分の北欧諸国、そしてドイツ。

IFRSという名称は、IASを大幅に変更したか、あるいはIASにはない基準が新たに取り込まれたときに限り用いられます。

概念フレームワークは、基準そのものではありません。

ピースミール・アプローチは、文字どおり現行実務を前提とする基準開発のことです。このピースミール状態を理論的側面から整理し、各基準を首尾一貫した会計思想の下に統一する手段として登場したのが、概念フレームワークでした。

英国は、伝統的にコモンロー(慣習法)を基調とする社会を形成してきました。コモンローは、他の大陸系欧州諸国と比べて独特の考え方です。それは、実社会における伝統的習慣や過酷裁判での判例をベースにして法律を運用するというアプローチです。この社会では、法文そのものの意味に依存するのではなく、既成事実の積み重ねが物事のあり方を決めます。

日本も細則主義なのです。

原則主義は19世紀以来の英国会社法の伝統です。英国では、会計基準のさらに上位に位置する最高規範として、「真実かつ公正な概観」という概念が企業に求められます。

原則主義は、会計基準のコンセプトを重視します。基準本文ではその考え方の原則を述べるにとどめて、その適用に当たっての判断は個々の現場に任せようというものです。

細則主義のアプローチに関する最大の論点は、会計基準を遵守してさえいれば正しい財務諸表が作成しうるのか、という点です。

組織は劣性遺伝を繰り返す。

ならぬことはならぬものです(什の誓い)。

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