マルクス経済学
マルクスは、リカルドが掲げた三つの生産要素のうち、労働だけを本源的であるとし、のこる資本と土地とに、利潤が分配されること(利子・地代)を正当と考えなかった。
社会主義とは、金持ちと貧乏人、強者と弱者など、社会のなかの不公平を、国家や社会の力で正そうとする考え方のこと。
共産主義とは、私有財産をなくしていまおうとする考え方のこと。
マルクス主義は、最も体系的な共産主義思想だ。
革命が成功したあとでも、資本家が反革命を企むといけないので、プロレタリアの独裁をしく。共産党以外の政党は、禁止。ロシアで革命を成功させたレーニンは、マルクス主義を徹底させて、ソ連国家のイデオロギーとした。これを、マルクス・レーニン主義という。
マルクスの『資本論』は、リカルドの経済学をふくらませたものである。マルクスの経済学は、リカルド以上にすみずみまで労働価値説でできている。
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