一倉定『一倉定の社長学 増収増益戦略』日本経営合理化協会出版局
収益を増大することを忘れて、固定費ばかり減らそうとするのは誤りである。
内部構造としての商品供給体制を考えた場合に、「内製か外注か」は大きな問題である。供給を円滑にすると同時に、外部情勢の変化にどう対処するかということを十分に考えて、我社の方針を決定しなければならないのである。
全部原価の誤りは「固定費を単位当りに割掛ける」という、全部原価の原則そのものにあるのだ。
事業というものは、〝単位当り〟で考えるのではなく、〝会社全体〟で考えるものである。
企業の収益は外部にしかない。
赤字という意味は、「固定費を賄うだけの収益が不足している」ということである。
営業日報というものは、セールスマンが見たり聞いたりした外部の情報を報告させるものなのである。それは、お客様の要望や不満、競合他社の動き、この二つが中心にならなければならないのである。その中から、何か重要な事柄の露頭を発見するために書かせるものなのである。
会社の損益というものは、常に「会社全体で考える」のが正しいのである。
「利益がでている」ということと、「資金収支のバランスがとれている」ということとは全く別のことである。
占有率
- 独占的占有率 70%以上
- 主導的占有率 40%以上
- 不安定な一流 25%以上
- 限界的占有率 10%以下
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