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2013年12月22日 (日)

片岡剛士『アベノミクスのゆくえ 現在・過去・未来の視点から考える』光文社新書

円高とは、外国通貨と比較して円の価値が上がる状況を指します。デフレとは、財やサービスに対してわが国の通貨である円の価値が上がり続ける状況を指しますから、デフレを放置すれば円高が進むリスクは高まります。

デフレは、雇用者が受け取る名目賃金の減少や失業率の増加を通じて雇用環境を悪化させます。名目賃金の減少は所得や消費の低下につながります。またデフレは、企業が販売する製品やサービスの価格を下げることにもつながります。

リフレ政策とは、長引くデフレから脱却するために必要な金融政策。デフレ脱却のために安定的なインフレ率を維持して雇用と生産を回復させ、経済安定化を達成する政策手段という側面と、デフレを継続させた政策担当者の考え方や、政府と中央銀行の役割といった政策を支える枠組み(政策レジーム)を変えるという側面の、2つを含む金融政策です。

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