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2014年2月10日 (月)

齋藤孝『由緒正しい日本の教養 俳句・茶の湯・禅・歌舞伎・能・・・』MEDIA FACTORY

禅とは一度自分を忘れることである。

日本の水墨画の開祖とされる雪舟も、中国に留学して学んだ禅僧である。

江戸時代の小説「東海道中膝栗毛」(十返舎一九)の主人公、喜多さんは役者で、ひいきの弥次さんとは同性愛関係にあった。

歌舞伎とは、要するに宴である。

能の世界自体では、「渋い」などと表現せず、代わりに「幽玄」といった言葉が使われる。

能の特徴は、相手に媚びないことにある。

実際、歌舞伎は大衆芸能であり、とにかく観客に受けることを目的として発展してきた。それに対して能は、武の魂で幽玄の美を実現する。また能は、神の世界に関わる神事の性格を有している。そこにあるのは面白さだけではなく、一定の緊張感だ。

ドイツの哲学者ハイデッガーは、死を不可避なものとして受け入れ、人は一人で死んでいくことを自覚しながら現在を生きることが大事だと説いた。死を忘れた非本来的な生き方ではなく、本来的な生き方を自覚しようというわけだ。

しかし死のリアリティという意味では、二〇世紀のハイデッガーより、中世の世阿弥のほうがずっと高かったはずだ。

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