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2014年2月27日 (木)

千野境子『なぜ独裁はなくならないのか 世界の動きと独裁者インタビュー』国土社

ノリエガ、オルテガ、カストロ三人の指導者たちに共通する反米的言動から、私はこの旅をひそかに〝カリブの三悪人を訪ねて〟と名づけていました。

アジアにはいまも中国や北朝鮮など、共産党による一党独裁政権が存在します。

権威主義体制あるいは開発独裁は、一般的には途上国で、経済発展のためには政治的な安定が必要だとして、国民の政治参加を制限し、民主主義よりも独裁的な強権政治を優先し、経済開発政策を進める政治体制のことをいいます。軍事政権が少なくないのもこのためです。

朝鮮戦争で最貧国も同然となった韓国に、「漢江の奇跡」とよばれる目ざましい経済成長をもたらす基礎を気づいたのは、朴大統領の果断な政治によるものだった、というものです。

韓国東岸の浦項にある韓国最大の浦項製作所は、朴政権時代に日本の新日鉄の協力でできました。

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