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2014年3月27日 (木)

小田中直樹『歴史学ってなんだ?』PHP新書

歴史小説と歴史が書く本とのあいだにちがいはあるか、あるとすればそれは何か。

歴史学はつねに現在進行形の営みであり、歴史家は「<なぜ>と尋ね続けるところの動物」です。

リオタールが歴史は多様化しつつあると主張するのに対して、フクヤマは歴史がリベラルな民主主義に収束していることを重視します。

多くの民族にとって、歴史は、自己のアイデンティティを確認するための重要な手段なのです。

経済的基底還元論

第二次世界大戦前、ブロックとリュシアン・フェーヴルという二人の優れた歴史家が生み出して、通称「アナール学派」が実証主義歴史学を批判し、「新しい歴史学」をつくりあげる必要性を唱えています。

歴史学は、「わたし」ではなく、「わたしたち」にとっての科学。

「民衆の戦争責任」を論じた歴史家が吉見です。

「国民」というアイデンティティを強化しようとするときには、歴史を共有することが役立ちます。

「物語」といえば、構造主義者が好んで用い、しばしば「歴史」とイコールで結ぶ言葉です。

歴史学の役立ちを論じる際には、個人を主語にして考えなければならないはずです。

センス・オヴ・ワンダー

利用できるかぎりの証拠をかき集め、みんなで突き合わせ、そして、強制徴集はあったという蓋然性が現在のところは高いのであれば、ほかの「通常科学」と同じように、そのことを認め、そのうえで、従軍慰安婦をめぐる議論からどんな「コモン・センス」が得られるかを考えてみることのほうが、はるかに意味がある。

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