津田倫男『銀行員のキミョーな世界 なぜ行内事情をおしつけるのか?』中公新書ラクレ
銀行員は40代から片道切符の出向が始まる。
商社員と話すと「外国でのワイロ」は商売をする上での必要経費。
個人の生活なくして何の人生であろう。
住友銀行は昔から、「しわい」(ケチ)と言われていた。
バッジの紛失にはことのほか、銀行は神経質、シビアだったのだ。
反骨精神旺盛な人、権威に逆らいがちな人、実力勝負をしたい人は銀行に向かない。
銀行の仕事では「自分を差別化する」ことが難しい。
女性の多い職場(銀行もその一つ)では嘘はすぐに見抜かれる。女性は男性の虚偽や偽善に敏感だ。
もし貴方が一つの銀行で五人以上の行員と会い、彼らから「どの人も同じだ」という印象を受けたとすれば、その銀行には行かないほうがいい。
同じような顔をして、同じ調子でしゃべる銀行員ばかりの職場は危ない。
英語にしてもアジア人の英語は、フィリピン人のそれ、マレーシア人のそれ、インド人のそれでは異なる。
日常の中の発見のほうが身近でインパクトがある。
ブラジル以外のほとんどの中南米諸国の国語はスペイン語だ。
交差訓練(銀行用語で、お互いが相手の知らない仕事を教え合うこと)
ウォーレン・バフェットにしても、ヘマな投資をいくつも行っている。コカコーラなど大企業への投資以外は失敗事例が多い。
そもそも融資はNOから始まる、というのは銀行員のイロハのイ、である。
本業はあくまでも融資、そしてそれを支える預金と決済(為替)なのである。
一算合明・・・銀行の支店の勘定が一度の計算で合う。
本当に仕事のできる人は、どんな会社で働いても成果を残す。
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