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2014年3月16日 (日)

三品和広+三品ゼミ『概念のブレークスルーをどう生み出すか リ・インベンション』東洋経済新報社

一つの事業に多くの人がぶら下がって生計を立てる働き方を、先進国は卒業するしかないのです。

リ・インベンションとは、直訳すれば「狙い定めた事物をゼロから再発明する」という意味ですが、それを私は「前衛への挑戦」と意訳します。

世界一になったにもかかわらず、日本の織機メーカーに勝者はいないと断言してよいでしょう。

イノベーションとは日本の空洞化が顕著になった時期に、救世主の役割を期待された概念だったということがわかります。

イノベーションが空しい理由は明らかです。イノベーション、イノベーションと叫んでも、それを単独で成し遂げることのできる企業など皆無に近く、大方は部材メーカーや装置メーカーの力を借りることになっています。

イノベーションは企業の戦略と捉えるより、一種の社会現象と捉えるほうがよいのかもしれません。

イノベーションとリ・インベンションの違い

  1. 狙いの違い
  2. 従来のパラメーターに対する態度の違い
  3. 必要とされる力の違い

リ・インベンションは一連のバリューチェーンにメスが入って、初めて本物になるのです。

日本は、遣隋使や遣唐使を通して中国文明を輸入し、百済から亡命を図った要人を受け入れるところから有史の時代区分が始まる国です。

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