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2014年3月 1日 (土)

伊藤正子『戦争記憶の政治学』平凡社

なぜベトナムは、虐殺の被害国でありながら、「過去にフタ」をしようとするのか。理由は大きく分けると二つある。

一つは、多数の国々との戦争の歴史をもっていても、現在はそれらの国を含む多くの国からの経済援助が必須であるという現実である。

そしてもう一つ、アメリカに支えられて存在していた敵、南ベトナム政権側についていた人々、あるいは同政権に強制的に徴兵された人々、また政治的立場を明確にしていなかった人々などが、現在でも国民としてベトナム中部、南部に多数いるという現実である。つまり、「戦争の輝かしい勝利の記憶」は必ずしも一〇〇%の国民に、公的記憶として受け入れられているわけではないのである。

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