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2014年3月 5日 (水)

鈴木謙介『サブカル・ニッポンの新自由主義-既得権批判が若者を追い込む』ちくま新書

誰が意図したわけでもないのに、ある思考のパターンが、いつの間にか人々の間に共有され、社会的な決定たいして影響を与えるということがある。

わが国は、世界に冠たるサブカルチャー大国であると言われる。

新自由主義・・・社会の様々な領域を、経済的なパフォーマンスによって測定し、それがもっとも効率的に機能するように国の権限を民間に移譲し、政府支出を抑える必要があるというものだ。

既得権・・・なんらかの公的な権力や制度を背景に持ち、多くの場合、競争を免れることによって得られる一定の利権。

セーフティーネットというものは、落ちたときにしか役に立たないということだ。

「東・中・朝」と呼ばれる三大紙(東亜日報、中央日報、朝鮮日報)

「左翼」という概念をマルクス主義から切り離し、環境問題やコミュニティ自治など、市民の多様な関心に基づく社会運動の基礎を作ることになった。いわゆる「新左翼(ニューレフト)」と呼ばれる人々が、ここから生まれたのである。

アナーキズムの最大の特徴は「自由至上主義」、つまり自由を何者にも優先させるべき価値だと考える点にある。

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