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2014年4月 9日 (水)

ショウペンハウエル『読書について 他二篇』岩波文庫

いかに多量にかき集めても、自分で考えぬいた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣りしても、幾度も考えぬいた知識であればその価値ははるかに高い。

読書は自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。

美しい思想も、書きとどめておかなければ完全に忘れられて再現不能となるおそれがあり、最愛の恋人も結婚によってつなぎとめなければ、我々を避けてゆくえも知れず遠ざかる危険がある。

文体は精神のもつ顔つきである。

ドイツ人は、なげやりな文体と服装では抜群の国民。

読書は他人にものを考えてもらうことである。

だから読書の際には、ものを考える苦労がほとんどない。自分で思索する仕事をやめて読書する時、ほっとした気持ちになるのも、そのためである。

多読すればするほど、読まれたものは精神の中に、真の跡をとどめないのである。

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

反復は研究の母なり。

精神のための清涼剤としては、ギリシア、ローマの古典の読書にまさるものはない。

ヘーゲルとその弟子たちは、これ見よがしに、万事につけてわざとらしい入念な態度を示すと同時に、勝手気ままに無意味なことを書き並べ、しかも平気で大いに自画自賛につとめた。

カントに続く十九世紀前半のドイツ哲学の完全な無能ぶりは、現在公然たる事実となっている。にもかかわらず、ドイツ人は他国に対して、ドイツ国民の哲学的才能を誇る始末である。

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