小川仁志『「道徳を疑え! 自分の頭で考えるための哲学講義」』NHK出版新書
愛国心とは、盲目的に自分の国を愛し、ほかの国を排斥することなどではないはずです。それがかえって自分たちを苦しめる結果になったことは、歴史からも明らかです。本当に国を愛するなら、周りの国とうまくやっていくことを模索すべきなのです。そのためには、時に国家にノーといい、ストップをかけるだけの強い心が必要です。何度もいうようですが、そのような力を養うための科目が本来の道徳なのです。
« 本日の映画 | トップページ | 柴山和久『ビッグデータを利益に帰る方法』幻冬舎メディアコンサルティング »
「哲学」カテゴリの記事
- 細谷貞雄編『世界の思想家24 ハイデッガー』平凡社(2022.06.17)
- 大井正・寺沢恒信『世界十五大哲学』PHP文庫(2021.12.13)
- 佐藤優『思考法 教養講座「歴史とは何か」』角川新書(2021.01.16)
- 加藤尚武『応用倫理学のすすめ』丸善ライブラリー(2021.01.16)
- 真下信一『思想の現代的条件ー哲学者の体験と省察ー』岩波新書(2021.01.15)
コメント