八尾恵『謝罪します』文藝春秋
魯迅は、『金日成著作選集』のなかで、金日成が青年期に感銘を受けた革命的文学者としてゴーリキーと共に紹介されていました。
金日成は「よど号」グループの男性に、一、二時間話をしました。これは五・一四教示と言われるようになります。
金日成主義というのは、金日成、金正日の命令に絶対的に従えという思想です。また、金日成主義は、「愛と配慮」ということを強調します。
「よど号」グループは、表向きは友達家族風ニューファミリーという仮面をかぶっていました。しかし、一皮剝けば、封建的女性観を持つ男たちの集団でした。
未熟で幼稚な人間が持つ思想は、やはり未熟で幼稚でした。
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