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2014年6月

2014年6月30日 (月)

井口幸英『資産税全科 実務書では得られない考えるヒント集』ぎょうせい

「知らないと損をする」のが常の税金の世界。

マイナスの面の作用を抑えて、プラス面の効果を活かすことである。

所得税での圧縮記帳は、譲渡所得を発生させないことを目的としているのである。法人税では、譲渡益そのものの発生は阻止しない。

相当の地代というのは、現実の取引きから遊離したところの実際には不相当の地代なのである。

民法では、みなすという押付けは、極力避けることにしているのだが、税法になると、遠慮はない。

家屋は不動産であり、不動産には登記ということが行われるから、登記簿の記載によって、殆どの場合、その取得時期を知ることはできる。

一つの慣行が成立していると判断するまでには、相当の期間が必要なのである。

一つの慣行が成熟するまでには、かなりの期間を必要とするのである。

梅原猛『黄泉の王-私見・高松塚』新潮文庫

哲学者は第三次産業に属する人間だ。それゆえ、第一次産業の考古学、第二次産業の歴史学の仕事がすんでから、ゆっくり発言すればよい(上山春平)。

2014年6月27日 (金)

池田信太朗『個を動かす 新浪剛史 ローソン作り直しの10年』日経BP社

最強のコンビニチェーンは、セブンイレブンだ。

メディアを利用して競争相手を油断させていた。

赤い看板のローソンがあったっていい。

植村和秀『ナショナリズム入門』講談社現代新書

イスラーム主義とは呼ばれても、イスラーム・ナショナリズムとは呼べないのです。

ナショナリズムが生まれるには、ネイションが必要です。

マイネッケ

映画アーレントの台詞には何度も、「人間」という言葉が出てきます。

巌安生『日本留学精神史』・・・秋瑾(しゅうきん)

リチャード・コッチ『戦略集中講義 世界のストラテジストの視点に学ぶ』EIJI PRESS

収益性を上げるための必要条件が2つある。オペレーション効率と優れた戦略。

戦略はアートであり、科学でもある。

哲学者は世界を解釈しようと努力してきたが、肝心なのは世界を変えることだ(マルクス)。

企業は競争しない。事業が競争するのだ(ポーター)。→反論、マイケル・ロバート

世界観から、戦略は生まれる。

私はばかばかしい実験が大好きで、いつもそれを行っている(ダーウィン)。

人生には潮時というものがある(シェークスピア)。

トム・ピーターズから「世界最高の経営思想家」と評されるミンツバーグ。

ポーター、古典経済学(シュンペーター)から導き出され、・・・

ジャック・トラウト『無敵のマーケティング 最強の戦略』Hankyu

トイザらス、元は潰れかけた百貨店。

戦略とマーケティングを一体として考えなければ、成功はできない。

心は理性的ではなく感情に流されやすい。アリストテレスが広告マンだったら、出来が悪かったかもしれない。

「良い製品なら勝てる」の思い違い。

戦略はトップダウンではなく、ボトムアップで立てるべきだ。

戦術とは、顧客から見た競争力のある切り口である。

ふつうの人間は、金とセックス、噂話、体重のことくらいしか興味がないものだ。

テスト・マーケットに惑わされてはいけない。

重要な戦略は、たいていふつうの言葉で説明できる。

顧客や見込み客を獲得するのに、顔の見えるリーダーは強力な武器になる。

戦略は数字ではない。

関根稔『税理士のための百箇条-実務と判断の指針-』財経詳報社

「デザイン」と「作り」は違うのだ。

全ての決まり事の前提には、それが守ろうとしている保護法益(立法趣旨)があり、それを実現するための理屈がある。

税務処理にはストーリーが必要だ。

何のための取引かと問われ、「はい、節税です」と答えるのは、まさに課税庁への無謀な挑戦だろう。

民法は・・・・・社会の常識を書き取っただけの法律だからだ。

税法は、民法とは異なり、理屈だけで構築されたガラスの城なのだ。

税務判例は、決して、実務の指針ではない。

他人のミスには学ぶべきところが多い。そのように利用するのが税務訴訟の判決だ。

分掌変更退職金は、そもそも大企業を前提にした通達である。

通達は、課税庁側が書いた論文なのである。

通達は、法律よりも納税者に有利に作られている。

清算所得の廃止は、組織再編成によって作り出されるマイナスの資本金等の額と、自己株式の取得などによって作り出されるマイナスの利益積立金が原因だろう。

宮古島には人頭税岩があって、・・・

税法には3種類がある。

  1. 他人間税法と身内間税法
  2. 高額税法と少額税法
  3. 大会社税法と小会社税法

英国最古の憲法『マグナ・カルタ』も、国王の課税権を制限するために制定。

民法なら、贈与契約は1つだが、税法では8つにも増えてしまう。

近代経済学には価値論は存在せず、全てが価格論であり、市場で成立したもののみが価格だ。

裁判は、要件事実、立証責任、書証で成り立つ。

イギリスのユーモア、フランスのエスプリ、アメリカのジョーク。

税法、民法とは学習の仕方が逆になる。

税法は企業経営者にも読めるのが基本だと思う。

所得税法59条と60条は所得税理論の華だ。

財産三文法、現金、定期収入、自宅

税法主導(タックスドリブン)

借方の時代と貸方の時代

2014年6月25日 (水)

浅羽通明『野望としての教養』時事通信社

教養とは、社会の中の自分の位置を知りたい、という欲求。

書物を読むことそれ自体が教養とされたために、本来の目的が見えなくなっちゃった。

同じ話というものは本気の真剣の目的の場合にするもんだ。

相続税、親の物が安く手に入る機会を与えてくれている。

本というのは、本を読む人しか読まないんです。

朱子学の世界観では、人間というのは、理と気の二つの要素から成っている。

朱子学ってのは、みんなが聖人を目指して頑張んなきゃいけない思想ですから、徳というのを価値の最高のところに置く。

学問には実学でないような学問もある、そういう学問にも意味はあるし、それを立派にやっている学者も必要だ。

日本人が作った色々な妖怪の名前というのは、ホントに日本語の精華、見事な精華だと思います。

宮沢賢治なんてそういう造語、ネーミングが天才的。

最初の天皇であるニニギノミコトが高天原から降りてきた時にはスマキにされてた。

ダ・ヴィンチっていのは、出身地の村の名前です。

江戸文化の最大の発信源は吉原だった。

洗礼名というのがあって、洗礼名は聖書にある名前か十二使徒の名前、あるいは聖人の名前、バレンタインってのも聖人の名前ですね。

「シベール」という名前は、ジプシー。

国家権力がしっかりとあるからこそ、国家権力が暴力を完全に独占しているからこそ、我々の人権は守られているわけです。

みんなが死ぬのだって、戦時中は怖くなかったんですから。

橋本治氏は、自分にはひとりで五千人分の働きをするほどの読者が数人はいるから、たとえ多数の読者にとっては読みにくいものとなっても、その数人を満足させ得る高水準を落とすわけにはいかないと、著者へ語った。

永井荷風・・・その散乱している端っこの所に小さい石を立てて、荷風散人墓とだけ刻んでくれというふうに言っています。

2014年6月22日 (日)

金達寿『朝鮮-民族・歴史・文化-』岩波新書

朝鮮の歴史を語るばあい、重要なものとして逸することのできない二書がある。『三国史記』と『三国遺事』。

民族とはいったい何か・・・スターリンの有名な定義がある。

金日成のパルチザンで有名な白頭山

朝鮮はまた、民話の国でもある。

「ワッショ、ワッショ」ということばだが、朝鮮語の「ワッソ、ワッソ(来ました、来ました)」であるというのにはうなずけるところがある。

朝鮮語を知っているものにとっては、日本語ほどやさしいものはない。

百済は京畿道、忠清道、全羅道等に住んでいたいわゆる馬韓族を統一してできた国家である。

停滞的といわれたアジア全体をみわたしても、もっともひどいと思われる朝鮮の家父長的名文主義・・・それはみなこの李朝時代に入って強じんな内容をあたえられたのである。

欧米近代列強のうちさいしょに朝鮮にその姿をみせたのは、イギリスであった。

要するに、党争にのみあけくれた李朝の両班官人どもは、無能であったというよりほかない。

仏教と儒教とは、長いあいだにわたって朝鮮文化の中心思想として坐りつづけ、それは、今日なおわれわれの意識の奥深くに色濃くのこって生きつづけている。

何が大韓だといいたくなるが・・・

もともと、韓などということばを引っぱりだすからには、それは南方のいわゆる三韓・韓族というセクト的意識が働いたことは疑いない。

三・一独立運動とは日本ではいわゆる万歳事件といわれたもの

十五世紀は朝鮮の文化史にとってはまさに画期的な時代

文学とイデオロギーというものとはもっとも近い関係にあり、・・・

固有の思想のないところに、固有の文学はありえない。

総督府機関紙としての「毎日新報」

木田元『なにもかも小林秀雄に教わった』文藝春秋

ドストエフスキーの登場人物はみな絶望していた。

ハイデガーは、ドストエフスキーとキルケゴール、この二人の影響を強く受けて・・・・・しかも、無神論の立場で人間存在をその時間的構造に即して分析し、いわば人間の本来的な生き方を指示してみせているらしい・・・・・

ハイデガーのそうしたナチス思想は、ナチスの御用学者たちのあいだでも「フライブルク・ナチズム」とか「英雄的ニヒリズム」とか蔑称され、もてあまされていたものらしい。

三島由紀夫は、保田は自殺すべきであったと断言したそうだし、・・・・・

1972年にチュービンゲンで、ハイデガーの弟子のボルノウ氏に、「ハイデガーにいつでもご紹介しますよ」と言われたのを「結構です」と断って、同行者たちに怨まれたことがあるが、・・・

反ナチス的信条をもつ友人知人をナチスに密告したりしたようなことは、・・・

殊に日本には言行一致を重んじる儒学の伝統があるので、偉大な思想家は高潔な人格を期待される。

あの時代の特質は、ハイデガーやサルトル、メルロ=ポンティといった、まさしく時代をリードする哲学者たちが、詩や小説や絵画について積極的に発言していたということであろう。

2014年6月21日 (土)

野間秀樹編『韓国・朝鮮の知を読む』CUON

「独島問題」の年表とは日露戦争史の年表にほかならないこと、そしてその年表とは「閔妃暗殺」事件に始まり、日本による「独島領有化」を間にはさみながら「韓国併合」にいたるものであることを教えられたのである。

日本は「縮む」ときには、独創的ですばらしいが、「延び広がる」のは不向きで、破綻する。

日本は一流の三流国になることをめざせばいい(鶴見俊輔)。

韓国の知識人で存命の方のうち、最高の碩学といえる方を二人挙げるとすれば、李御寧(イオリョン)教授とキムウチャン教授を挙げたいところだが、・・・

韓国、日本、中国、この極東の三国には共通点がある。二十一世紀の後裔が愚かである、という点だ。

孫正義の寄付。「保険だな」(在日二世)

守中高明

苫野一徳『教育の力』講談社現代新書

デューイは、シカゴ大学附属小学校を設立しました。

子どもたちには、本来四つの本能的欲求のようなものがある、と。一つは、物を発見したいという欲求、二つめは物をつくりたいという欲求、三つめは自らを表現したいという欲求、最後にコミュニケーションへの欲求です。

蓮實重彦『反=日本語論』ちくま文庫

ソシュールが、その『一般言語学講義』の冒頭で「言語学」の対象を「音声言語」に限った。

どの国の人間であれ、自分の外国語の力にどれほど自信があっても、外国語では意見を表明すべきでないという教訓である。

外国人であればこそ、書簡の相手の姓名はこの上ない正確さで書かれねばなるまい。

二度の戦争を通じて、決して戦闘に勝ったことのないフランスが、きまって戦勝国として講和会議のテーブルについている。

政治的な場におけるいわゆる「民主主義」とは、その途方もない殺戮を緩和させ、「排除」と「選別」を正当化する最も有効な戦略的代行制度であるにすぎない。

(アメリカは)スペインによって息の根をとめられ、イギリスによって圧しひしがれ、フランスによって救われたのだ。

旅行。それは十九世紀前半のフランス・ブルジョワジーが発見した最大の快楽の一つである。

ナポレオン三世の領土的野心や植民地拡大の夢を・・・

日本語による中国の書字の借用は、ヨーロッパ的精神にわかりやすい言葉で定義するのがむずかしい。

井ノ上陽一『ひとり社長の経理の基本』ダイヤモンド社

経理とは、「経営管理」の略称である。

「freee」や「マネーフォワード」というサービスを使えば、ネットで自動的にAmazon購入履歴を集められます。

売上の種類を増やせば、経費の幅も増える!

とにかく売上は「細かく見る」

木村俊治『会計がわからない課長はいらない』クロスメディア・パブリッシング

利益金額と比率はセットで見る。

たとえば、利益金額が増加していると、収益力があがっていると考えがちです。しかし売上総利益率を見てみれば、逆に比率が下がっていることもあるのです。

2014年6月20日 (金)

長谷川晃他編『ブリッジブック法哲学』信山社

ところかわれば法かわる、ときがかわれば法もかわる。

信教の自由という西洋キリスト教起源の法原則の移植。

近代憲法の根幹をなす信教の自由が、16世紀以来の西洋世界で宗教改革や市民革命といった一連の闘争を通じて形成されてきた原理。

本人の利益や幸福を理由とする強制的介入をよしとするパターナリズム。

戦前においてはドイツやフランスの法理論が、そして戦後にはアメリカの法理論が日本における法制度の基礎を与えるものとして活用され、・・・

ギリシア哲学において開花し中世以来聖俗両面での独自の展開をみた自然法、帝国滅亡後も現在に至るまで西洋文化の根幹をなしつづけているキリスト教、そして近代法典のモデルであり法的思考や法概念の宝庫たるローマ法。

法実証主義とは一言で言えば、法とは実定法つまり制定法や慣習法、判例法に限るというもので、自然法(思想)に対抗する概念である。

古代ギリシア以来の歴史を有する自然法論。

法律家とは誰か。多彩な論証パターンを駆使はするが最後には議論を判決三段論法に収斂させていくことのできる人。

三段論法とは、大前提と小前提のふたつの前提からひとつの結論を導き出す推論形式である。

国家以前に存在し万人が生まれながらに持っていると考えられる「自然権」

国家を諸個人の契約により成立したものとして描く社会契約論。

個人の権利や自由を重視する見方は現代正義論の文脈で「リベラリズム」

日本の最高裁判所にも正義の女神の像が設置されている。

法は不正が生じてはじめて、正義を実現する働きを行うのである。

自然法論からすると、不正な法は、正義に反するがゆえに法ではない。対する実証主義からすると、たとえ不正な法であっても、民主的に選ばれた議会によって制定されたとすれば、それは法である。

旧ソ連東欧の崩壊が物語るように、共産主義は貧困の問題を解決できない。

むしろ人々の幸福や快楽を増大させ、不幸や苦痛を減少させることで、個人や社会の利益を最大化しようとする功利主義。

功利主義は、「最大多数の最大幸福」の名の下に、一部の人の利益を無視することを容認する可能性がある。このように、功利主義は、社会全体の利益の増大を重視するあまり、分配的正義を軽視している側面がある。

ロールズの正義論のユニークさは、マルクスのように不平等をなくそうとするのではなく、不平等が存在することは悪ではないと考える点にある。つまり、恵まれた層の富が増えることによって、不遇な層に財を再分配する余裕が生まれるというのである。

ノージックは、分配的正義を行おうとする巨大な福祉国家を否定する。そのうえで彼は、個人の生命・身体、自由、財産だけを守る、最小規模の国家を擁護することになる。彼の子の立場は、国家をなるべく小さくして、個人の自由を最大限に尊重しようとする意味で、リバタリアニズムと呼ばれている。

正義は西洋生まれの概念。

カント自身も人格を単なる手段としてのみ用いることを禁じたのであって、手段として用いることすべてを禁じたわけではなかった。

苦痛や死に直面した人間こそ、他の人々の複雑な感情に共感する能力を培うことができある。

「近代法」は、人格、所有、契約を三大要素として成り立っている。

デリダは、ポストモダン哲学すなわち「近代」の諸特徴を批判し克服する哲学の第一人者。

デリダは、理論を解釈する時に、そのような、理論の内部で暴力の犠牲として不可視とされている存在にこそ探究の目を向け、それらを救出して理論の中に取り込んでいくべきだと述べている。

国家無答責・・・大日本帝国憲法の下での国家の権力作用によって損害を受けた個人があったとしても、国家はその人に対する賠償責任を負わないという法理。

吉本隆明『追悼私記』ちくま文庫

乃木希典の明治帝への後追い自刃に異常なほどの関心を寄せた鷗外。

永久革命という概念はトロツキイ・・・

新約書(新約聖書)は不信の言葉において優れている・・・

スターリンは、平気でロシアの民衆に農民戦争を仕掛けて、同胞を何百万も殺してしまった善人ぶった悪党で嫌な奴だが、・・・

漱石の作品はどこかしらに<問題>小説の面があって、・・・

ポオの『モルグ街の殺人事件』や『ぬすまれた手紙』は、真理をどうつかむか、相手のやりかたをどう見ぬくのかを示唆する教科書のようにみえて、・・・

ダウン症児はダウン症児そのものであって、思い<イデー人>でもなんでもない。それを生んだ親が五体健全な子とおなじように育て、やがて五体健全な子のあいだでごく自然に生きいきとふつうの生活ができるような方途をつけてやるのも、親としてあたりまえのことだ。

ロシアのウクライナ共和国の大虐殺や、強制収容所から、ポル・ポトの民衆虐殺までのいわゆる「ナチスよりひどい」歴史の意味するものだ。

サルトルはわたしたちに宿題をいくつか残していったとかんがえる。そのひとつは、マルクス主義ではなくマルクスの世界像は、いまも可能で正当かを徹底的に検討しつくすことである。さらにもうひとつあげれば、歴史という概念は人間の存在、その存在の仕方の全領域を覆うにたりるものかどうかを根底的に問いつくす課題。

レーニンは普通の生活者がたまたま不可避的に革命家となった存在だが、トロツキーははじめから<革命家>というよりほかない存在だった。・・・・・トロツキーの文体と思想にはそう緊張する必要がないのに緊張しているところがある。

ナチズムは国家主義、民族主義、排外主義的な政治権力が資本主義を制圧した国家資本主義にあたる。

三島が<日本的なもの>、<優雅なもの>、<美的なもの>とかんがえていたものは、<古代朝鮮的なもの>にしかすぎない。

2014年6月17日 (火)

安田常雄他編『近代日本のなかの「韓国併合」』東京堂出版

「韓国併合」は、韓国では「韓国強占」とか「韓国強制併合」などといわれることが多く・・・

外務省が作成した『小村外交史』と陸軍大学校の講義録をまとめた谷寿夫の『機密日露戦史』をみると、ロシアについての記述はほとんど共通で、司馬氏の種本になっていることがわかります。

海野福寿さんの『韓国併合』という新書が1995年に出まして、そこから「韓国併合」が定着してきているのかなあと思いますが、詳しいところはよくわかりません。

たとえば韓国では「強制占領(強占)」と言ったりもし、・・・

この時の宇都宮の朝鮮認識ですが、まずやはり朝鮮が自律的な存在としてはとらえられていないということが一つです。

豊臣秀吉はひどいことをした。それに対して徳川家康は、朝鮮に対して江戸幕府の平和への努力を語り、国交の回復を求めていきます。しかし朝鮮はそんなことはまったく信用せず、こんな野蛮な国はないと見ているわけです。朝鮮通信使は日本を文明化していくのだということを責務としたわけです。

司馬遼太郎などはやはり善悪で語ろうとして、日露戦争までの歴史を美化してしまい、それは日本国民の常識になっている観さえあります。

2014年6月15日 (日)

伊地知紀子『在日朝鮮人の名前』明石書店

多くの在日朝鮮人にとっては、本名を名乗ることへ、気まずさ、しんどさ、怖さがともなう。

ソウルである漢城(ハンソン)を「京城」と呼び変え、そのなかにある明洞を「明治町」にした。

日本の国籍法は、ずっと血統主義である。

田中宏他編『日韓新たな始まりのための20章』岩波書店

2005年7月に日本を公式訪問したドゥドゥ・ディエンが、2006年1月に国連人権委員会に提出した報告書は、『嫌韓流』を「文化的・歴史的性質を有する差別」の例として挙げているが・・・・・

手塚治虫の「基本的人権だけは、断じて茶化してはならない」という発言は、・・・・・

2014年6月14日 (土)

清水義範『心を操る文章術』新潮新書

ある学者の学術書の序文だけを並べて、その学者の人生を書いたこともある。

古代ギリシアにはソポクレス、エウリピデス、アイスキュロスという三大悲劇作家がいて、喜劇作家としてはアリストパネス一人しかいない。

恐怖はつねに無知から発生する(エマーソン)。

スティーブン・キングがあの映画が気にいらないのは当然のことかもしれない。キングとしてはいつもの、思いがけない暴力の怖さを描いたのに、キューブリックはそれを、悪い夢の不気味さに変えてしまっているからだ。

樺山紘一編『新・現代歴史学の名著 普遍から多様へ』中公新書

『デカメロン』の「三つの指輪」の話は、宗教的寛容を考えさせた。

国民国家は、まず南北アメリカに成立した。

「エンガチョ」や「スイライカンジョー」といった、網野が幼いころに遊んだ、そしていまもなお細々と残る子供の遊び。

金慶珠『歪みの国・韓国』祥伝社

1910年の日韓併合から日本の敗戦まで、韓国・朝鮮人は、天皇の臣民つまり皇民であるという設定の下に日本人の同胞として扱われてきました。

日本から韓国側に渡された無償の三億ドルは、あくまでも経済協力資金であって、植民地支配に対する謝罪や賠償の意味ではないとする日本側の主張からは、国交の樹立においてもあくまで「」としての政治姿勢を強く維持していたことがうかがえます。

香港とシンガポール、台湾とともに「アジアの四匹のドラゴン」

竹島問題、日本のメディアでは国際法のフレームから、韓国では歴史フレームから

「三十八度線、四五定、五六盗」、三八歳で肩たたき、四五歳で定年、五六歳でもまだ会社に居座るのはみんなの迷惑になるので泥棒と一緒。

1987年に達成された、民主化

大統領の悲劇、日本でも、東条英機、岸信介、田中角栄、竹下登

386世代、1990年代に30代、1980年代に大学生として学生運動に参加し、1960年代の生まれという意味。

日本の場合は五五年体制と呼ばれ、自民党対社会党という左右の対立軸がありました。

選挙とはあくまでも支持母体あってのこと。

若松義人『図解誰もができる社員になる トヨタのすごい習慣&仕事術』PHP研究所

失敗はみんなの見えるところに出して、みんなの知恵を借りて解決する、ということだ。そこに信頼関係が生まれ、個人の成長もある。

トヨタという会社の特長の一つに、たくさんの社内団体の存在があげられる。

前工程は神様、後工程はお客様。

平均でものを見るな。大切なのは、個々の数字の動き。

失敗の記録をつけておけ。

失敗は自分の目で見て、自分の頭で考えなければならない。

石田退三氏を救ったのが、朝鮮戦争に伴う好景気「朝鮮特需」だった。トヨタは米軍からのトラック大量受注に成功し、減産から一転、大増産になった。

上司に言われた通りの仕事をしていないか。常に自分の知恵を付け加えた仕事をせよ。

アイデアを人に説明するのは難しい。思いついたことはまずやってみよ。

実情に合わない規則、古い習慣はどんどん変えよ。

トヨタ式3つの「みる」

  • 見る・・・何も「見えてこない」
  • 観る・・・現状が「観えてくる」
  • 診る・・・改善すべき問題点が「診えてくる」

トヨタ式3つの「きく」

  • 聞く・・・漠然と「聞く」
  • 聴く・・・具体的に「聴く」
  • 訊く・・・さらに詳しく「訊く」

治にいて乱を忘れるな。景気のいい時にこそ小さな改善を積み上げる。

お前の役目はみんなが頑張らなくてもできる仕組みをつくることだ。

トヨタ式レポートを書くポイント

  1. 現状をきちんと把握する
  2. 問題の真因を明らかにする
  3. 改善策を示す
  4. 改善策の実行計画
  5. 実行した時の効果の検証方法

汚したくても汚れない職場にせよ。

別冊宝島39『朝鮮・韓国を知る本』JICC出版局

「釜山港に帰れ」は、兄妹が日本と朝鮮に引き裂かれて生きる痛切な想いを朝鮮に生きる妹の立場からうたった歌。

朝鮮の意味は、朝あざやか。大陸から見て東方に位置する地域にあるからだ。

朝鮮の最大の行政区域は道。

儒教は四世紀に朝鮮に導入されたが、それが本格的に普及深化したのは李朝に入ってから。

相互扶助の団体を一般に「契」

本貫とは、各姓の始祖の発祥地をいう。

北朝鮮の金日成主席の長男は金正日だが、父親の一字である日をもらって名前がつけられているのは、何とも不思議だ。

金日成の本名は金誠柱。

パンソリのソリ=音は、人間の声を表現するだけでなく、・・・・自然の音、人間感情などすべてを表現するものをいう。

1978年に、キムドクス氏ら四人が創設した「サムルノリ」

朝鮮人の恨み、すなわち恨は、自己へと内在化していくものだから、相手を必要としない。

金属活字は1445年のグーテンベルクから始まるとされているけれど、朝鮮ではそれより二百年以上前の1221年に金属活字でイギュホの『古今詳定礼文』が発行されている。

親日といえばたんなる日本びいきではなく、日本に必要以上に偏いて媚びることをいう。

韓国では朝鮮の名称は、朝鮮日報、朝鮮大学校、朝鮮ホテル以外は禁句だという。

北朝鮮は、1972年から11年制義務教育を実施している。

北朝鮮の大学はすべて国立だし、また工場に併設された大学である。

朝鮮語でセとは新しい、マウルとは村、したがってセマウル運動とは新しい村作りのことである。

戊辰戦争から百十五年を経た今日もなお、日本の東北住民には薩長への嫌悪があるのではないか。

博士より陸士。

マルクス・レーニン主義国家では、一党独裁制をとることが共通の特徴となっている。

韓国は何から何までソウルがすべてですよ。

65年の日韓条約締結によって、在日朝鮮人は統一が遠い先にあることを悟る。

在日文学はキムハギョンを結節点として・・・・・

スライダーの創始者でもあった藤本英雄。

金日成が1912年に平壌近郊の万景台に生れた。

在日朝鮮人の大部分は、慶尚道、全羅道、済州島の出身者。

イムジンガン、韓国ではうっかり歌わない方がよい。北側の心情をうたっているからだ。

ホルモン焼きは在日朝鮮人が考え出した。

韓国で大学校とは学部が四つ以上の総合大学をいう。

石川啄木

2014年6月12日 (木)

後藤みや子『オーナー社長のための事業承継15の戦略』幻冬舎

事業承継は大別すると、自社株や不動産などの財産を承継する「資産承継」、後継者に経営権を承継する「経営承継」、経営理念やノウハウなどの目に見えない財産を承継する「理念承継」の三つに分けられます。

オーナー企業の事業承継に伴うリスクは次の通りです。

  1. 経営の機能不全
  2. 新経営体制の分裂
  3. 経営権の分散と不安定化
  4. 相続争い
  5. 高額な税負担

中小オーナー企業における事業承継の選択肢は「親族内承継」「従業員など第三者への承継」「M&A」「廃業・解散」「株式公開」の五つに大別できます。

私は、事業承継を成功に導くポイントの一つは番頭さんの存在だと思っています。

金オモニとその友だち編(伊地知紀子)『異郷暮らし』

朝鮮では、結婚しても女性は男性と異なる名字を持つのであるが、創氏改名はそのような朝鮮の慣習までも変えたのである。

頼母子とは、金の賃貸の講のことである。朝鮮では十世紀頃から「契」という相互扶助の組織があり、同様の働きをしてきた。日本では十二世紀ごろから見られる。

大阪の生野・東成のあたりは戦前から繊維関係の工場が多かった。

『日本の学校で、これなんで朝鮮の名字を使えいうのかな』っと。

2014年6月11日 (水)

小堺桂悦郎『借金経営のススメ 常識をガラリと変える資金繰りテクニック』フォレスト出版

賃貸不動産投資を借金でやる場合はね、借金を返し終わってからが本当の儲けだよ。

「ブラックリスト」みたいなことを言われていましたが、こんなリストはどこにもありません。個人信用情報センターは存在してます。

日本政策金融公庫さんは、融資は行ってますが、預金はできません。

月末の預金残高が、1カ月の売上分なければ、借りておいたほうがいい。

返済期間

  • 設備投資の融資に関しては、耐用年数もしくは最長でも20年くらいまで。
  • 運転資金については5~7年程度。

日本政策金融公庫から借りるのと同時に信用金庫からも借りてしまえば、これで2つの銀行から借りたことになる。では、3つ目の銀行はどこの銀行にしたらいいのか?

  • 業績が好調、売上が増加傾向にあるならば、地方銀行がいいだろう。
  • 売上は増えもせず減りもせずというのであれば、信用組合で。

かつて銀行名に「相互銀行」とついていたのが第二地方銀行です。

損益計算書の税引き後利益と減価償却費を足した合計額が、毎月の借入れ返済ができるかどうかの基準である。

借金がついている不動産というのは、真の所有者は銀行みたいなもんです。

借入れで設備投資をする際のコツを簡単にいうと、耐用年数と返済年数を同じにすることである。

本郷孔洋『本郷孔洋の経営ノート2014 ~資産防衛の経営~』東峰書房

日本の会社の利益率の低いこと、低いこと。

消費税は、価格に転嫁できなければ、自社の利益を食うという恐ろしい性格です。

利益率を上げるには、同業種比較ではダメなんですね。私は、他業種で利益率の高いビジネスモデルを真似るのが手っ取り早いと思っています。

他業種で儲かっているところを、ベンチマークするのが、利益率向上のキモではないでしょうか?

もし国際会計基準を本格導入しますと、経営者は本業の利益を稼ぎ出すだけではダメで、資産の利益も稼ぎ出さなければならなくなります。

理想は、清算するとすぐ現金化できる資産のバランスシートにする。

マグロは、動き続けなければ死んでしまいます。企業は生き物だ。動いてないと死んでしまう。

不動産だって動産だと私は思います。

今日は帝劇、明日は三越。

ダメなリーダーの典型、やる気があって無能(クラゼヴィッツ)。

築城三年落城一日。

透明性、透明性と言うけど、皆さん、奥さんに全部ホントのことを言いますか?

3つのボトムライン(トリプルボトムライン)

  1. 利益の最終数字(経済性)
  2. 環境の最終評価(環境性)
  3. 社会的貢献の最終評価(社会性)

分業は製造業に学び、サービスは小売業に学べ。

稲盛翁、一本足打法は、弱い。京セラは、多角化しています。

その収益は、当期のみの収益とし翌期の収益にはカウントしない、というルール(宮内義彦)。

中小企業の多角化戦略は、オリックスの例でもあるように「異業種拡大」が基本です(隣接異業種と言う人もいます)。

本業から離れるな、でも本業にこだわるな(土光敏夫)。

オバマは、Twitterで勝利しましたし、Facebookは、アラブの春を演出しました。

姜尚中『愛国の作法』朝日新書

彼女からすれば、国を愛するということは、理屈ではなく、感情の問題。

フランス語の排外主義(ショーヴィニズム)。

ネーションという国が、永続性を保障する想像の共同体であることによって、そこにはナルシシズムという病がともないやすい。

立憲主義がすでに古代から存在し、中世においても重要な役割を演じていた。

日本の近代史、現代史の相当部分が、『国体』の一語のもつ暴力性にふりまわされてきた時代(立花隆『天皇と東大』)

昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に不快感を示したという富田朝彦元宮内庁長官のメモの存在。

穂花『小悪魔セックス』ベスト新書

小悪魔の女の子はキスを仕掛けつつ、ぎりぎりで寸止め。

私は、ベッドで「可愛いね」とか「綺麗だね」と言われるより、心臓をバクバクさせて、鼻息を荒げながら夢中で抱きついてくる男の人のほうがゾクゾクします。

本当にシタいと思う期間って、排卵日前の4日間ぐらいなんです。

女の子は自分のことを「M」と言いたい生き物なんです。

女の子は恋人になる前と、恋人になってからでは、「男を見る目」が変わるということ。

女の子の言う「体の相性」は、お互いのアソコのサイズがピッタりと合うかどうかって、それだけなのだから。

女の子は彼氏が出来ると仲の良い女友達にすぐ報告するもの。

女の子は、あなたのペニスに、ものすごく拘っていますよ。

子宮に残ったペニスの感覚はしっかりと覚えているのです。

初めてエッチした相手とのセックスや、初めてイッたときのセックスを、女の子は忘れられないでいるのです。・・・・・子宮が覚えているのです。

女の子がするオナニーは、男の人で言うところの「後(あと)カキ」がほとんどなのです。後カキとは、エッチした相手とのセックスを思い出してするオナニー。

女の子はアソコを舐められた直後に挿入されるのが一番気持ちいいのです。

2014年6月10日 (火)

樋口裕一『わかりやすい文章を書く技術』フォレスト出版

外国語を学ぶなら、英語よりフランス語をお勧めする。

フランスは論理を大切にする国。

文章の思考は「切ること」が大事であり、書くということはそのまま「切る作業」であるとも言える。

どんなものでも文章は、何かに反対して書かれている。

大学入試の小論文では、朝日新聞的な内容を書けば合格率が高くなる。つまり、左翼的なことを書くといい。

私がお勧めするのは、まずは新聞の投書欄を読むことだ。

2014年6月 9日 (月)

岡野雄志『還付のプロが教える 払いすぎた相続税が戻ってくる本』あさ出版

相続財産のうち、特に過大評価されがちなものが「土地」です。

貸家の空き室状況などは、相続税評価額に影響します。

面積が非常に広い土地を「広大地」と呼びます。

特例を適用する土地を相続した人が、主に得をすることになるからです。

桑原武夫編『日本の名著 近代の思想』中公新書

大正八年におこなった講演で、湖南は平野神社の祭神の問題にふれて、今木神とは新神、つまり今来た神という意味であること、またこれは桓武天皇の母方から伝わった神だが、その母方の家とは、朝鮮の王家の末流だから、この神様は朝鮮の神様だというふうなことを伴信友の説にふれて述べている。戦争中、わたしはこの箇所を読みかえしては喜び、また救われる思いがした。日本の皇室には、朝鮮人の血液が混入しているのである。そして異民族の神様の前に、日本国民が戦勝祈願の参拝をしていたのである。

のりこえねっと編『ヘイトスピーチってなに? レイシズムってどんなこと?』七つ森書館

どうして「のりこえねっと」を始めたの? と聞かれるたびに、このまんまじゃ気分が悪くて死ねないから、と答えている。

親しい先輩からは、「在日は政治的なことは一切せず、経済活動にだけ専念しろ。それが一世からの教えだ」という手紙が来た。

毎朝起きるたびに、「落とし前つけないで死ねねー」と叫んでいる。

日本の社会構造が、差別を消費しながら金を回しているのである。

アンネ・フランクが有名なのはユダヤ人だからではなく、その日記のもつ観察力と文章力ゆえなのだが、そこが見えないのだ。

日本語に「言葉のほんと帰り」というのがある。自分が発した言葉は必ず自分に返ってくるのである。

日本の代表的な出版社の刊行している週刊誌の記事の見出しが全国紙の広告欄から、都会の交通機関の中の中吊り広告から、全国民にヘイト・スピーチを送っている。

ヘイト・スピーチには多様な行為がある。

  1. 差別表明型
  2. 名誉毀損型
  3. 脅迫型
  4. 迫害型
  5. ジェノサイド煽動型
  6. 暴力付随型

ある陰謀論を信じる人はほかの陰謀論も信じやすいという傾向が認められ、またいったん陰謀論を支持する強烈な情報に触れてそれを信じてしまうと、その人はそれ以降、信憑性の高い社会的・政治的に重要な問題に無関心になり、もっぱら陰謀論に有利な情報にのみ接触しようとするという傾向も明らかになったそうです。

われわれいわゆる西洋人は、ユダヤ人、アラブ人、その他の東洋人を受け入れる心構えができているにもかかわらず、われわれには彼らのちょっとした細部が気になる。ある言葉のアクセントとか、金の数え方、笑い方など。彼らがどんなに苦労してわれわれと同じように行動しても、そうした些細な特徴が彼らをたちまちエイリアンにしてしまう。

私たちがいちばん気になってしまうのは「自分と比べて明らかに異なる対象」ではなくて、「限りなくそっくりに見えるが、実は細部が違う(かもしれない)対象」だというジジェクの指摘は、まさに「ヘイトスピーチの対象がなぜ在日韓国・朝鮮人にのみ向かうのか」という問いの答えになっているのではないでしょうか。

電車に乗っていても、同じ車両に乗り合わせた人の多くがあんな悪意を隠しているのかしらと不安を覚えるようになってしまう。

2014年6月 8日 (日)

三木清『読書と人生』講談社文芸文庫

哲学も学問である以上、頭からわかる筈のものでなく、幾年かの修業が必要であるということである。

先ず自分に合う一人の哲学者、或いは一つの学派を勉強して、その考え方を自分の物にし、それから次第に他に及ぶようにするのが好くはないかと思う。

ドイツは世界の哲学国といわれており、哲学を勉強するにはドイツのものを読まねばならぬ。

カントは先験論理というものの創始者である。

古典を読むことが大切である如く、ひとはまたつねに原点を読むように心掛けねばならぬ。

古本屋の陳列棚を見ておれば、どのような本が善い本であるかが誰にも自然に分るようになる。

日本の学者の多くは自分の国の言葉を愛しないというところにあるのは確かなように見える。

近代のドイツ哲学はギリシア哲学に比肩し得べき偉大な世界史的事実である。

ドイツ哲学の発展の発端をなしたのはライプニッツ。

辞書は読み物であり、しかも恐らく最上の読み物の一つであると思っている。

先生は生徒に必ずウェブスターとかセンチュリーとかいった大きな辞書で調べてくるように命ぜられた。

ハイデッゲルに依れば、歴史哲学は解釈学にほかならないので、解釈学がどのようなものであるかは自分で古典の解釈に従事することを通じておのずから習得することができるのである。

マールブルクのハイデッゲル教授の書斎で私の目に留まったのはもう一つ、室の中央にあった教会の説教机に似て立ちながら本を読んだりものを書いたりすることのできる高い机である。あんな机が欲しいものだと時々想いだすのであるが、私はいまだそれを造らないでいる。

2014年6月 7日 (土)

関根威『低成長時代に業績を伸ばす社長の条件』経営者新書

中小企業金融円滑化法で、銀行の返済条件を変更した会社(いわゆるリスケ)は、260万社のうち40万社に上ります。

今、日本中にある会社の中で、製造業の割合は9%程度しかありません。

高付加価値であるモノづくりの割合がどんどん減ってくれば、付加価値がつきませんから、給料や設備投資が上がっていく要素は見当たりません。

企業の成果、生存そのものは、努力の度合いよりも、努力の方向性で決まります。

「効率」はこちら側が決めることですが、「効果」はあちら側が決めることです。

一番大切なことは、一番大切なことを、一番大切にすること(スティーブン・R・コヴィー)。

私の事務所では、事業の機能を「中小企業の問題解決」と定義しています。

稲盛和夫さんは、昔自分の二重人格について相当悩んだそうです。

会計というのはまったく不思議なのですが、一番金額が大きくて、一番大切な売上高をひとくくりにしてしまって、支出として出ていくほうの費用を一生懸命細分化しています。

社長が押さえておくべき数字で一番大切なこと。社員一人当たりの生産性。

自己資本とは執行猶予。

銀行が、損益計算書の利益で真っ先に見るのは、営業利益です。

2014年6月 3日 (火)

中島義道『人生を<半分>降りる 哲学的生き方のすすめ』ナカニシヤ出版

欧米の「誠実」とは、たとえ他人を傷つけても自分の信念に従ってあることを語り行為することですが、日本の「誠意」とは他人を傷つけないかぎりで自分の信念に従うことです。

・・・・・自分と弟子と学生以外だれも読まない教科書・解説書を同じ出版社からエンエンとひねり出している。

『追憶』というアメリカ映画は、・・・

高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」』・・・・・論文

黒人や在日韓国人や被差別部落出身者を差別するなという運動には大賛成であるけれど、娘が彼らと結婚することには大反対という「ものわかりのいい人」は多い。彼らは理論理性的平等主義者であり、けっして実践理性的平等主義者ではないということです。前者は後者と同じ土俵にいるわけではありません。行為においてそれを示すということが抜けている。それは人生においてもっとも「重いもの」が抜けているということです。

大日方純夫他『君たちは戦争で死ねるか 小林よしのり『戦争論』批判』大月書店

当時の韓国は政党政治ではなく、一進会が希望したとしてもそれが国家(韓国政府)の意思を反映しているわけではありません。最大政党が希望したというといかにも多数派の意見であるかのように聞こえますが、決してそういうものではないのです。そもそも一進会は、日本側の支援を受けた親日団体であり、その運動も大衆の強い批判をあびていた組織です。このような「日韓併合促進派」が存在したことは確かであるけれども、基本的に韓国併合というのは、第一次から第三次にわたる日看協約を前提としてしだいに韓国の主権を奪っていき、最終的に軍事的圧力によって併合条約に調印させた、という過程がすでに歴史学的に明らかになっています。

相手からお願いされたのだというのは当時の論理で、併合条約も韓国のほうからお願いして日本が併合してあげるという論理で書かれています。

崔仁浩『商道(サンド) 上・中・下』ランダムハウス講談社

商業では、絶対に他人を欺いてはいけないということは義州商人の鉄則だった。

一度会った人の印象を絶対に忘れなかった。

商売で最も大事なのは礼儀だ。礼儀こそが最高のものだ。

彼は使ったものは必ずきちんともと通りの場所に収め、・・・

利益とは結局、己のためにすることゆえ、必ずや相手に損害を与えることとなる。

商いは即ち人であり、人は即ち商いである

義州商人達が〝信用〟を商売の第一条とするのに対し、開城商人達は〝駆け引き〟を商売の第一条としていた。

義州商人達が〝商道〟を重視する人々であったとするならば、開城商人達は〝商術〟を重視する人々であった。

中国人の商法の一つは、この慎重さである。中国人達は、他人と会って最初から心を開くことはない。

釈迦の教えを記録した経典の中でも、その真髄は『金剛経』にあるといわれる。『金剛経』は釈迦の教えの中での最高の珠玉である。

大商は人自らが作り出すが、巨商は天が作り出す

自分より劣る者に、ものを尋ねることを恥ずかしく思うな

およそ商いというものは、必ずや権勢の力というものを必要とするものです。

朝鮮が生んだ最高の思想家であり芸術家である金正喜が、・・・

自分も生き、相手もともに生きる道こそが正道である。

まず道があることを見定め、しかる後に出発しなければ行路は定まらない。

勤勉な人は飢え死にはしないけれど、大金持ちにはなれない

商業とは結局、人に投資すること

賢者は全てのものから学ぶ者であり、強者は自分自身に勝つ者であり、富者は自ら満足する者

釈迦が話された財産をなくす六つの行い

  1. 酒に酔うこと
  2. 博打を打つこと
  3. 放蕩で女色に耽ること
  4. 悪行を行うこと
  5. 悪い友と付き合うこと
  6. 不精に陥ること

2014年6月 2日 (月)

三木清『哲学と人生』講談社文庫

カントは哲学に正しき問い方を教えたものとして、デカルトは哲学の正しき出発点を見出したものとして殊に称賛されている。

アリストテレスは云った。驚きから哲学は始まると。

真理の勇気と精神の力の信仰とは、ヘーゲルが云ったように哲学の第一の条件である。

ブレンターノやディルタイは、若し許されたことであったら、どうしても逢ってみたかった人です。

パスカルの思想に於て中心的意義を有するものは「人間」の概念である。

パスカルが取扱う人間は対象でなくて存在である。

人間の具体的なる存在性の概念は「生」である。

ハイデッガーに就いて云えば、彼の哲学とキェルケゴールとの連関は決して見逃され得ない。

ハイデッガーの意義は殆ど凡てニイチェにおいて既に尽されていると云っても誇張ではないと思う。

不安の哲学が自己の転化を企てるとき、容易にファッシズムの哲学ともなり得るものである。

ハイデッガーはニイチェのうちに没した。

ニーチェはその反キリスト的な口吻にも拘らずキリストとは格闘はしなかった。彼はむしろキリストに対して嫉妬を感じたのである。

倫理は普通なにか義務を意味している。それは強制を含み、命令として存在する。

作品の永続性には、それが絶えず蘇生し、絶えず更新するということが含まれる。

中世から近世への推移を劃する時期がルネサンス。

個人主義者と云われるニーチェも「世界は深い」と叫ばねばならなかった。

ルネサンスの古典主義者はラファエロでなくてリオナルド・ダ・ヴィンチであった。

実存の思想の誕生の記録として知られるキルケゴールのギレライエの手記。

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