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2014年6月 8日 (日)

三木清『読書と人生』講談社文芸文庫

哲学も学問である以上、頭からわかる筈のものでなく、幾年かの修業が必要であるということである。

先ず自分に合う一人の哲学者、或いは一つの学派を勉強して、その考え方を自分の物にし、それから次第に他に及ぶようにするのが好くはないかと思う。

ドイツは世界の哲学国といわれており、哲学を勉強するにはドイツのものを読まねばならぬ。

カントは先験論理というものの創始者である。

古典を読むことが大切である如く、ひとはまたつねに原点を読むように心掛けねばならぬ。

古本屋の陳列棚を見ておれば、どのような本が善い本であるかが誰にも自然に分るようになる。

日本の学者の多くは自分の国の言葉を愛しないというところにあるのは確かなように見える。

近代のドイツ哲学はギリシア哲学に比肩し得べき偉大な世界史的事実である。

ドイツ哲学の発展の発端をなしたのはライプニッツ。

辞書は読み物であり、しかも恐らく最上の読み物の一つであると思っている。

先生は生徒に必ずウェブスターとかセンチュリーとかいった大きな辞書で調べてくるように命ぜられた。

ハイデッゲルに依れば、歴史哲学は解釈学にほかならないので、解釈学がどのようなものであるかは自分で古典の解釈に従事することを通じておのずから習得することができるのである。

マールブルクのハイデッゲル教授の書斎で私の目に留まったのはもう一つ、室の中央にあった教会の説教机に似て立ちながら本を読んだりものを書いたりすることのできる高い机である。あんな机が欲しいものだと時々想いだすのであるが、私はいまだそれを造らないでいる。

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