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2014年6月22日 (日)

木田元『なにもかも小林秀雄に教わった』文藝春秋

ドストエフスキーの登場人物はみな絶望していた。

ハイデガーは、ドストエフスキーとキルケゴール、この二人の影響を強く受けて・・・・・しかも、無神論の立場で人間存在をその時間的構造に即して分析し、いわば人間の本来的な生き方を指示してみせているらしい・・・・・

ハイデガーのそうしたナチス思想は、ナチスの御用学者たちのあいだでも「フライブルク・ナチズム」とか「英雄的ニヒリズム」とか蔑称され、もてあまされていたものらしい。

三島由紀夫は、保田は自殺すべきであったと断言したそうだし、・・・・・

1972年にチュービンゲンで、ハイデガーの弟子のボルノウ氏に、「ハイデガーにいつでもご紹介しますよ」と言われたのを「結構です」と断って、同行者たちに怨まれたことがあるが、・・・

反ナチス的信条をもつ友人知人をナチスに密告したりしたようなことは、・・・

殊に日本には言行一致を重んじる儒学の伝統があるので、偉大な思想家は高潔な人格を期待される。

あの時代の特質は、ハイデガーやサルトル、メルロ=ポンティといった、まさしく時代をリードする哲学者たちが、詩や小説や絵画について積極的に発言していたということであろう。

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