小谷野敦『美人好きは罪悪か?』ちくま新書
時おり男の子を持っている美人を見ると、子供が面食いになるのではないかと心配になる。
古代ギリシャのソクラテスが、美少年を愛するのは当然のことだと述べたし、・・・
男は少年のころに形成された美人意識に忠実、かつ頑固で、・・・
男女ともに、異性を美しいと感じるのは、生殖の相手として好ましいという判断をしているはずであり、・・・
背の高い男がもてるのは、それが健康や頑健の印で、その遺伝子を残すのが好ましいと思われるからである。
ある程度、頭と美は比例するんだ(芳賀徹)。
自ずと知性や性格は顔に現れるものである。
ナショナリストとして知られる人々の多くが、若い頃いかに西洋崇拝家だったか、・・・
阿修羅像は少年をモデルにしたとされているが、・・・
キリスト教が裸体を嫌う宗教・・・・・・ユダヤ人が、裸体で活動を行うギリシャ人を軽蔑しつつ拵えた教養である。
日本の一般人は、浮世絵なるものを、あまり立派なものだと考えすぎである。
シナ人(なお「シナ」というのは差別語ではないという、私の年来の主張にもとづいてここでもこの言葉を使う。英語のチャイナと同語源だし、他の国々も多くはこれと同系統の語であの国を呼んでいる
金益見
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