服部茂幸『アベノミクスの終焉』岩波新書
日本の長期停滞の原因はデフレであり、そのデフレの原因は日銀が金融を緩和しないためであるという経済学者がいる。この経済学者のグループはリフレ派と呼ばれている。
経済成長率とはこのGDPの増加率のことを指す。
日本の経済成長率の落ち込みは人口高齢化仮説に当てはまり、現在のアメリカの停滞はバブル崩壊と金融危機の結果であると考えられる。
バーナンキがリフレ派の理論的基礎を提供した経済学者の一人。
アメリカの大恐慌も日本の長期停滞も、その原因はバブル崩壊ではなく、デフレである。
貯蓄が過剰な国とは、日本、中国などの東アジア諸国や、ロシア、サウジアラビアなどの産油国、ドイツである。
現代的なマクロ経済学は、ケインズから始まる。ケインズは一国経済のGDPは支出によって決まると考えた。
インフレ・ターゲット論者の代表ともいえる存在がFRB前議長のバーナンキであった。
二〇年代のアメリカでも、八〇年代後半の日本でも、金融不安定性を作り出したのは、バブルであった。
« 水野俊平『笑日韓論』フォレスト出版 | トップページ | 松本修『全国アホバカ分布考 はるかなる言葉の旅路』新潮文庫 »
「経済学」カテゴリの記事
- 野口悠紀雄『2040年の日本』幻冬舎新書(2024.01.15)
- 蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書(2023.02.21)
- 青木雄二『ボロ儲け経済学 ゼニのカラクリ明かします』知恵の森文庫(2023.02.21)
- 池上彰『高校生からわかる「資本論」 [池上彰の講義の時間』集英社文庫(2023.02.08)
- 大竹文雄『行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで』中公新書(2023.02.04)
« 水野俊平『笑日韓論』フォレスト出版 | トップページ | 松本修『全国アホバカ分布考 はるかなる言葉の旅路』新潮文庫 »
コメント