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2014年9月 7日 (日)

戸田山和久『哲学入門』ちくま新書

「ありそでなさそでやっぱりあるもの」こそ、哲学がずっと考え続けてきた中心主題だからだ。

この世はようするに、物理的なものだけでできており、そこで起こることはすべて煎じ詰めれば物理的なもの同士の物理的な相互作用に他ならない、このように考える立場は、政治的立場が何であれ唯物論だ。

人間は問題解決の主体だが、ロボットはそうではない。

ダーウィンの進化論は、すべての生物は共通の先祖から進化して枝分かれしてきたという共通先祖説と、そのような進化をもたらすメカニズムは自然選択であるという自然選択説の二本立てからなるとよく言われる。

哲学の大事な仕事の一つに、二つの対立的・対照的な考え方をつなぐ、あるいは両者の「いいとこ取り」をするにはどうしたらよいかを考える、ということがある。

カントの有名な『純粋理性批判』は、感覚を入力するとニュートン力学を出力するシステム(主観)を想定して、そいつはどんなサブタスクをやっているはずか、そのためにはどんな構造(アーキテクチャ)をしているはずかを考えた本だ。今風に言うと。タスク分析の元祖はカントである。

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