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2014年9月 3日 (水)

戸部良一『日本の近代9 逆説の軍隊』中央公論社

敗戦時、日本には陸軍547万人、海軍242万人の兵力があった。

近衛兵は明治政府が最初に保有した自前の直轄部隊であり、最も信頼していた部隊だったからである。

この御親兵こそ日本陸軍の実質的な母胎である。

北海道に転籍した夏目漱石がその例だと言われる。

官製の将校親睦研究団体、偕行社

日本最初の徴兵令はフランスのそれを忠実に模倣したものであった。

大本営とは、戦いを指揮する君主の幕舎を意味する。

君主の軍服姿は、実はヨーロッパの模倣であった。

軍に対する文民のコントロール、いわゆるシビリアン・コントロール

内務班とは、具体的には20人前後の兵士がともに生活する大部屋のグループのことである。

荒木・眞崎を頂点とするこの人脈を皇道派と呼ぶ。

国家総動員機関としての企画院

日本陸軍が、本来的にはソ連と戦うべくつくられた軍隊であったことを確認しておく必要がある。

ガダルカナルの戦いは、大東亜戦争の陸戦のターニング・ポイントと呼ばれる。

大東亜戦争を日本陸軍は第一次大戦の兵器で戦った。

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