規模の経済と範囲の経済
■規模の経済(economies of scale, scale merit)
生産規模を拡大していけば、生産量の拡大につれて生産物一単位当たりの平均生産コストが低下していくこと。
■「規模が効く」とは、2つの要件を満たす必要がある。(富山)
- あるコスト品目について、売り上げが大きくなっても、お客の数が増えても、品数が増えても、さほどコストが増えない費目(共有コスト)がある場合
- それが全体の事業コスト構成比の中でかなり大きな割合を占めている場合
■範囲の経済(economies of scope)
範囲の経済とは、1つの企業が複数の事業(製品)を手がけるほうが、別々の企業がそれぞれ1つずつ手がけるよりも費用が少なくてすむという性質である。
淺羽茂『経営戦略の経済学』、吉田和夫編『基本経営学用語辞典』
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