竹内洋『大衆の幻像』中央公論新社
オルテガは、大衆人をこういう。自分の道徳的・知的資産は十分とおもう「慢心しきったおぼっちゃま」であり、自分が凡俗であるのを知りつつ、「敢然と凡俗であることの権利を主張し、それをあらゆる所で押し通そうとする」。「喫茶店の会話から得られた結論を実社会に強制する」ともいっている。これが大衆人の属性である。
指導者やテクノクラートがオルテガのいうような専門バカだから、・・・
常人には理解できない文章や言葉で煙に巻く小林秀雄や花田清輝・・・
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