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2014年10月 9日 (木)

進藤七生『映画の玉手箱-私的戦後映画史』朝日ソノラマ

映画は映像で語るものという基本からいうと、寺山修二の『田園に死す』こそは、映画中の映画ということになるかも知れない。

意表をつく映像が連続する。たとえば、娼婦が堕ろした胎児を笹舟で川に流すと、それを追うように山の陰から華麗な雛壇がガーッと流れてくるシーン。あるいは、線路脇を歩く主人公の傍らを、布団を乗せたトロッコが走るカット。仮にわたしが映画監督だったとして、百年監督をやっていてもこんなイメージは湧かないであろう。詩人のイマジネーションのすごさ。息を呑む映像美であった。

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