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2014年10月14日 (火)

浅見雅一・安廷苑『韓国とキリスト教 いかにして〝国家的宗教〟になりえたか』中公新書

世界最大のプロテスタント教会が、韓国にあることをご存じだろうか。単一教会に所属する信者数が世界最多であると言われるプロテスタント教会が、首都ソウルにはある。

日本では、キリスト教というと、カトリックとプロテスタントの双方を含むが、韓国では両者は厳密に区別されている。一般にカトリックを「天主教」あるいは「カトリック」と呼び、プロテスタントを「基督教」あるいは「改心教」と呼んでいる。

韓国では1784年に李承薫が北京で受洗して最初の信者になったのを起源としている。それゆえ、外国人宣教師の布教によるのではなく、キリスト教の起源は、朝鮮人が朝鮮王朝時代にキリスト教を主体的に選び取ったことであると見なされている。

無教会主義とは、内村鑑三が1900年頃から提唱した日本独特のキリスト教のあり方で、教会によらず信仰を守ろうとする考え方である。

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