本多勝一編『ペンの陰謀 あるいはペテンの論理を分析する』潮出版社
反動側の「文化人」たちにひとつだけ銘記しておいていただきたいのは、人間の歴史の全過程を貫く一本の大原則である。それは、反動側が常に革新側に敗れてきたことだ。・・・・・歴史とは反動側の敗北の過程にほかならぬ。
タマシイにニゴリがつくとヤマトダマシイとなる。
百人であろうが、一人であろうが、殺される身になってみれば、それは「全人格」であり「全的」である。
七平さんからは、甘ったるい感傷と、めぐまれすぎた純粋さと、歴史ぬき、運動(つまり下働きのこと)ぬきの文意しか読みとれない。
論争とは、対等の力量ある同士が理論の精緻を競うことである。
エホバの証人派のような極端なファンダメンタリスト(聖書無謬論者)
法廷で宣誓させることは、明治二十三年刑事訴訟法が制定される以前のわが国にはない風習だった。
「皇軍」と「国軍」との相違は、前者が十五年戦争以後の新語で、後者はそれ以前の古語であるということだ。
彼の旧軍隊批判は否定論ではなく実は改良論にすぎないからである。
「体験者には偏見がある」とは七平氏の弁
『アントニーの詐術』で明かしてみせた、あの〝うながし〟の雄弁学のことである。
「戦争の偉力のもっと深い根源は民衆の中にある」とする、毛沢東の思想
『アントニーの詐術』とは、正確にはシェークスピアの『ジュリアス・シーザー』に出てくるアントニーの演説のこと
日本文化会議は1968年6月に結成された文化団体である。
ムッソリーニのマルタ島に幽閉されていた時の日記「レ・ザン」
この自民党「文化人名簿」をさらに発展させ、組織化したのが、日本文化会議というわけである。
平原インディアンとプエブロ・インディアンとの差異
種族中心主義(エスノセントリズム)
『文藝春秋』・・・・いわゆるタカ派雑誌として自民党主流派(岸・福田などの官僚形)支持の編集の時代であろう。
巨人・大鵬・文藝春秋
タカ派文化人の牙城である日本浪漫派の・・・
内閣調査室といえば、CIAの申し子であり、・・・
「日本共産党の研究」は、戦中の特高資料を金科玉条の如く、正しい資料として使用し、それによって日共を、選挙でたたきおとそうという狙いをもっていた。
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