吉本佳生『スマホは人気で買うな! 経済学思考トレーニング』日経プレミアシリーズ
企業のホンネを知るためにいちばん注目すべきことは、価格の設定です。
無料もまた価格戦略のひとつです。
同じ時点での価格差を利用して儲けようとするのが「裁定」、異なる時点での価格差を利用して儲けようとするのが「投機」です。
無料提供をビジネスに活用して利益につなげようとする企業は、たいていの場合、なんらかの「情報」を求めています。
シネコンは、座席が余っても、料金を変えて売るのではなく、座席数を変えて対応しているのです。
現代の製造業では、販売規模が前年比で伸び続けるかどうかがきわめて重要です。
クーポン券が自己選択型の価格差別のツール・・・
ランダムプライシング・・・スーパーなどが、日替わりで、どれかの商品をその日だけ安くする
ライバルが1社だけ存在し、2社で争っている状況を「複占」、ライバルが少数の状況を「寡占」
廉価版ゲームソフトの狙いも、中古ソフト対策です。
サービスは、原則として「在庫」ができません。そのため、設備の「稼働率」が重要になります。
取引コスト
逆選択(アドバースセレクション)
ファッション雑誌までもが株式投資を話題にするようなら、もはや危険だ。
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