富岡幸雄『税金を払わない巨大企業』文藝春秋
消費税のような普遍的な間接税は、租税の基本理念に反すると考えています。
日本の税制の欠陥は、メインタックスである所得課税に欠陥があることです。
タックス・イロージョン(課税の浸蝕化)とは、課税ベースを減らすために行われる益金の減額と損金の増額で、・・・
法人税納付額÷企業利益相当額=実行税負担率
1%未満は三大メガバンク持株会社とソフトバンク
税制上の公平とは、所得が大きい企業が多く負担するという「応能負担」が原則です。
企業が納税額を少なくする方法には、大きく分けて次の9項目があります。
- 企業の会計操作
- 企業の経営情報の不透明さ
- 受取配当金を課税対象外に
- 租税特別措置法による優遇税制
- 内部留保の増加策
- タックス・イロージョンとタックス・シェルターの悪用
- 移転価格操作
- ゼロ・タックスなどの節税スキーム
- 多国籍企業に対する税制の不備と対応の遅れ
タックス・イーター
地方の中には、パチンコやパチスロしか娯楽がないところが数多くあります。数少ない娯楽の利益に課税するような政策を行って、・・・
« 佐藤文明『在日「外国人」読本』緑風出版 | トップページ | 松田公太『仕事は5年でやめなさい。』サンマーク出版 »
「法人税」カテゴリの記事
- 鈴木基史『鈴木基史のキーワード法人税法』清文社(2015.07.20)
- 山口真導『起業5年目までに知らないと損する 節税のキホン』すばる舎リンケージ(2014.11.22)
- 酒井克彦『プログレッシブ税務会計論 「公正処理基準」の考え方』中央経済社(2014.11.12)
- 富岡幸雄『税金を払わない巨大企業』文藝春秋(2014.10.26)
- 税理士法人平成会計社『税務申告書読破術』銀行研修社(2014.09.05)
« 佐藤文明『在日「外国人」読本』緑風出版 | トップページ | 松田公太『仕事は5年でやめなさい。』サンマーク出版 »
コメント