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2014年11月15日 (土)

内田樹『街場の読書論』太田出版

ドライブする文体と、そうでない文体がある。すぐれた作家は一行目から「ぐい」と読者の襟首をつかんで、一気に物語内的世界に拉致し去る「力業」を使う。

マルクスがマルクスになったのは、自分の国であるドイツの階級闘争について熱く論じているときではなく、英国に流れて、大英図書館の薄暗い閲覧室で、隣国フランスの階級闘争にクールな分析を加えたことによってである。

アグレガシオン(哲学教授試験)

いまだにレヴィナスが「ほんとうは何を言いたいのか」よくわからない。ラカンについては、レヴィナスよりさらに何が言いたいのかわからない。

学術研究が本質的には「他者への贈り物」だからです。

学術論文のスタイルには「アングロサクソン型」と「大陸型」の二種類がある。

現代世界で、性描写についての禁圧がもっともきびしいのはイスラム圏であるけれど、女性の人権が軽視され、性暴力がもっとも激烈なのも当のイスラム社会である。

ベストセラーとして書店の棚を賑わしている本の中に、「三年後も引き続き読まれていること」「外国の読者にも読まれていること」を意識して書かれているものはほとんど存在しない。

中国や韓国について書かれているものの中に、そのまま中国語や韓国語に訳され、隣国に理解者を得ることを目指して書かれているものはまず存在しない。

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