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2014年12月

2014年12月30日 (火)

松本健一『日本の近代1 開国・維新 1853~1871』中央公論社

万国公法(のちの国際法)

威嚇(ブラフ)

松蔭が学んだような山鹿流の軍学

風船爆弾

ジョン万次郎のように「漂流」に名を借りればよい。

吉田松蔭の下田踏海(密航)事件

咸臨丸は幕府がオランダに注文し、キンデルダイケ造船所でつくられた、旧名ヤパン(日本)号である。このときはすでに、マストに「日の丸」をかかげていた。

徳川家康が関ヶ原でたたかったさいの旗印が金地の「朱の丸」つまり「日の丸」

朱子学者としての象山にとって、文明の理想は中華、それも中国古代の聖代にあったのに、・・・

兵法(『孫子』)に、敵が攻めてこないのを期待するのではなく、敵が攻めてくる可能性を考えて備えよ。

欧米の大学にはほとんどなかった「工学部」を明治日本が創設していった理由も、ここにあったのである。

幕末というのは、ペリー来航(1853年)から明治維新(1868年)に至るまでの、わずか15年間にすぎない。

幕府こそが「天下随一の攘夷藩」だった、という福沢諭吉

西郷の師とよんでもいい島津斉彬

吉田松蔭のような攘夷家でさえ、いちど結ばれた外国との条約を反故にすることは国際的信義にもとる、と考えていた。

攘夷運動の最先端に立っていたのは、徳川斉昭をシンボル的存在とする水戸藩だった。

水戸学はもともと、徳川光圀の『大日本史』編纂にさいして成立した、儒学的な名分論にほかならない。

時務論(いま何をなすべきか)

漢土とは、むろん中国のことであるが、当時の日本にとって中国とは「華」、つまり文明の中心である。世界全体と置き換えてもよい。

「天地ノ公道」は、ほかでもない、「万国普通之法」つまり「万国公法」のことを指していた、という事実である。

「文明」のヨーロッパと、「非文明」つまり「野蛮」の日本(=アジア)

キリスト教において、人間が「迷える小羊」にたとえられ、神に使えて人間を導くものが牧師すなわち「羊飼い」とたとえられる

ハリスと「唐人お吉」の下田情話

攘夷の英語訳は、ヤンキー・ゴー・ホーム!だ、という説さえある。

萩の松本村に幽居して松下村塾をひらき、・・・

いま「日本国中を一家」と考える橋下左内のような構想のもとに、・・・

当時の井伊のアダナである「赤鬼」

「士」と「民(ピープル)」をめぐる高すぎの関心は、・・・

天皇機関説

討幕は西郷が中心にいてはじめて可能な歴史であった。余人では換えがたい。

明治の「一新」が、ほかでもない「維新」という文字で表現されるようになった・・・

戊辰戦争は、ある意味で、錦旗と日の丸のたたかいだった。

幕末の集団ヒステリーともいえる「ええじゃないか」運動

天理教の開祖、中山みきの説いている「神」は、天皇のことではない。それは、天理の「神」による世直し(「世界一烈心勇むる」)なのだ。

梶井厚志『戦略頭脳 実践に役立つ4つの戦略とその活用法』サンマーク出版

インセンティブを考えず、善意に期待した戦略は、必ずしも善意では動かない人が少しでもいれば破綻してしまう。インセンティブを考慮に入れていないシステムは、実にもろいものなのである。

リーダーとは、最初に行動をコミットできる人だといえる。最初に行動をコミットしてやることで、残りの人たちは、それに対応して最善を尽くせばよいことになるから、問題が簡単になる。

文書に残すというのはさまざまな状況で有効な戦略

松下幸之助の言葉に「自分が儲けすぎてはいけない」というものがある。

「自分が儲けすぎてはいけない」という発言の本当の意味は、「儲けすぎていると思うときは、どこかにスキがある証拠だから、自分のしていることを見直すべきだ」ということだ。

ベーブ・ルースの呪い

源泉徴収の制度は、ある意味で国民に国がしていることを学ばせない制度だ。

ポーカーなどの「ブラフ」

経済学の古典的な命題に、「自由貿易は当事者の国すべてをより豊かにする」というものがある。

経済学では、談合など抜け駆けを妨げる長期戦略構造の例が数多く議論されている。

ロック・イン戦略とは、自分にとって望ましい行動をとるように、相手を閉じ込めていく戦略である。

マクドナルドの藤田田元社長が「人間は、7歳までに食べた味を食べ続ける」と語っていた。

異種のものが入ってきたときに、皆で攻撃するというのは、状態を安定的に保つシステムになっているのである。

キャベット・ロバートは「自分で何を買うか決められる人は全体のわずか5%、残りの95%は他人のやり方を真似する人たちです」と語っている。

大流行したルーズソックスは、発信地は茨城

流行を起こしやすいグループにまず商品を定着させようとする戦略は、進化という考え方からしても理にかなっている。

ブランドールは、次にはやらせるものとして紺のハイソックスを打ち出したらしい。

携帯電話などのネットワーク性のあるものは、増殖のメカニズムでよく使われる。

自分に都合よくできている話には、気をつけなければならない。儲けすぎは禁物、だ。

マイナーリーグの時代に見つけておかないと、メジャーリーガーになってからでは、手が届かないのだ。

市場というものは、本来同質なものの多量な売買を通じて価格が形成されていく場である。

市場はジェネリックな部分しか評価しない。

プレゼン準備の3原則

  1. 相手が何を求めているかを知る
  2. 相手に何がわかるかを知る
  3. 相手が何を知るべきかを知る

プレゼンに必要なものはインパクトである。

モジュール

相手が必ず答えられる質問を返すことを考えよう。

「答えは本人が知っている」という言葉がある。悩んでいるときに、その解決法をいちばんよく知っているのは、実は本人なのだ。悩んでいる人というのは、たいていがすでに答えが出ていて、それに対する処方箋を自分の中でもっているものだ。ただ、それに気づいていない、あるいは気づこうとしていないだけなのである。

少人数のクラスの場合、わざわざ試験などしなくても、出席し続けてきた学生のおよその実力などわかるものだ。

「さくら」に似通った概念に「やらせ」があるが、これは事実を曲げて脚色することを主として指すようだ。

テープリライト

マンションの理論的な収益というのは、将来にわたる家賃収入というのを計算すればわかってくる。

戦略頭脳は、つねに将来が思考のスタート地点だ。

予想屋とはショーである。

読者よ、「必勝法」に惑わされることなかれ。本当の必勝法は、本書に書かれていることだけである。

白石太一郎『古墳とヤマト政権 古代国家はいかに形成されたか』文藝春秋

墳丘の形態は、平面が円形の墳丘と方形の墳丘を連接させた、上からみるとまさに鍵穴形を呈する、前方後円墳とよばれる日本列島独自のもので・・・

お隣の朝鮮半島で最大の古墳は、新羅の都慶州にのこる古新羅の五世紀の王陵である皇南大塚である。

大規模な古墳が王都に集中している新羅や高句麗の場合とは大きく異なる。

卑弥呼が亡くなったのは、『魏志』倭人伝の記載によると二四七年かその直後とみられる。

蘇我馬子と考えられている石舞台古墳

2014年12月28日 (日)

伊藤元重『ニュースの本質を見抜く 日本と世界の「流れ」を読む経済学』PHPビジネス新書

将来への不安から家計も企業も支出を抑えて貯蓄に励み、その金融資産の大半が国債の消化に回っている。

ブラック・スワン

第二次世界大戦の最中に米英を中心とした国が協議して、IMFなどの戦後経済体制の骨格を設計した。いわゆるブレトンウッズ体制である。戦争のような危機的状況の中でも、その先の方向を検討する周到さが求められる。

大災害からの復興は、国土や社会を元に戻すのではなく、21世紀の経済社会環境に合った社会を創造していくものでなくてはならない。

復元ではなく、新築であるのだ。

デフレギャップとは、マクロ的なレベルで潜在供給力が需要を超過している状況

超低金利なので、巨額の債務を抱えていても、政府の国債の利子負担は軽くてすんでいる。

夏になったら時計を一時間先に動かすというのが、夏時間の制度だ。

フィード・イン・タリフ(固定価格買い取り)

素人は為替レートを名目で見る。プロは実質レートで見る。

ミセス・ワタナベ敗れたり

国際金融には有名なトリレンマがあり、為替を固定すること、貿易や投資の自由を確保すること、そして各国がマクロ経済政策の自律性を持つこと、この三つを同時に実現することは不可能なのだ。

円高の時代にできるのは、海外への投資である。円高のおかげで海外の資産はバーゲンセールの状況である。

ハブを通さず、最終目的地に直接飛ぶ、ポイント・トゥー・ポイントの流れも出ている。

経済を理解するためには、現場を見ることが重要であると考えている。

ステータス・クオ(現状維持)

中国は中華人民共和国という中国であり、台湾は中華民国という中国である。

市場経済が機能するためには、メータリング、つまりメーターで利用料を計測することが大前提となる。

実は正確なメーターを持つことは、高度な市場取引を実現するうえで必須の条件なのだ。

踏み石(building block)

自動車の現代やエレクトロニクスのサムスンのデータであるが、売上で見ると海外比率がかなり高いのに、利益で見ると国内割合が圧倒的に高いのだ。

商店街の復活に成功するポイントは、その商店街が立ち直れないくらい衰退していることであるそうだ。・・・生き残れないという危機感を皆が共有している商店街では、大胆な手術をすることが可能で、活性化に成功することも多いという。

シロクロ格差・・・・・液晶テレビのような商品を黒もの、洗濯機・冷蔵庫・エアコンのような商品を白ものと呼ぶ。

日本の新幹線は開業以来、大きな事故をまったく起こしていない。

日本の強みは現場にある。

やるべき政策は本屋に行けばその答えはすべてある。

要するに財政問題には「痛み」が伴っていない。

八ヶ岳構造

通常の経済学の教科書で想定しているほどには合理的ではないが、人間の行動は、ある程度予想できる程度には不合理である、というのが行動経済学の基本的なメッセージである。

ただ、非合理に行動するのではなく、ある種の規則性を持って行動するというのがポイントである。

大学では、貿易収支や経常収支には、二つの顔があると教えている。

一般的に生産性の高い企業ほど、海外へ出ていく傾向が強いという。

一般論としては、学問の世界の指摘のほうが、世の中の俗説よりも正しいような気がする。

2014年12月27日 (土)

トーマス・クーン『科学革命の構造』みすず書房

「パラダイム」とは、一般に認められた科学的業績で、一時期の間、専門家に対して問い方や答え方のモデルを与えるもの、と私はしている。

観察や経験だけで、ある一つの所信の体系を決めることはできない。個人的、歴史的偶然にいろどられた恣意的要素が、常に一時期における一つの科学者集団の所信の形成要素となっているのである。

一つには、彼らの業績が、他の対立競争する科学研究活動を棄てて、それを支持しようとする特に熱心なグループを集めるほど、前例のないユニークさを持っていたからであり、いま一つにはその業績を中心として再構成された研究グループに解決すべきあらゆる種類の問題を提示してくれているからである。これらの二つの性格を持つ業績を、私は以下では「パラダイム」と呼ぶことにする。

真理は混乱からよりも誤りからより多く発生する(ベーコン)

パラダイムがあるからこそ、子の仕事ははるかに有効に進むのだ。なぜなら、学派間の論争が止んで、基礎に立ち返ってまた繰り返すということをしなくても済むようになったし、正しい道にのっているという科学者たちの自信は、彼らがさらに正確で突っ込んだ、骨の折れる種類の仕事に取りかかるのを励ましたからである。

賃金管理研究所編『給料の革新』日本経営合理化協会出版局

「リストラ」とは本来、次の発展のための事業の再構築を指す前向きの言葉であるはずが、「肩叩き・首切り・賃金カット」という暗いイメージの言葉になってしまった。

いま世界最高水準の日本企業の賃金が槍玉にあがっている。しかしそれは、経営コストとしての「総額人件費」のことであって、「優秀な人材の給料」が高すぎるということと同じに考えてはいけない。

賃金は他の経営コストとは、いささか異なるのだ。

会社経営の最大の目的は、「長期間にわたり、安定した利益をあげつづけること」にある。

社内の和を前提に競争できるような制度が一番よろしい

社長のカンに頼れるのは、会社の規模が小さい期間だけである。

女子社員に「効率より人情」、パートに「人情より効率」という扱いの会社が多いのである。

基本給の決め方は、賃金制度の根幹である。

これからは、年齢給や勤続給、職務給などはあってはならない項目であると断言してよい。

手当項目は、最小限、絶対に必要なものを残し、基本給に一本化することこそ正しいのである。

ベースアップと定期昇給は、同じ賃金改定でもまるで異なる性格のものである。

賞与は定期昇給や昇格昇進と比べて社員業績に対する会社の評価が最も早く本人に伝わる制度なのである。

誰もが「自分が他人からどう評価されているか」を気にし、「人が人を評価するむずかしさ」を知っているのだ。

企業の利益が何から生まれるかと言えば、その根元は、顧客が下す企業間の相対的な評価から生まれるといってよい。

企業の能力は、つねに他の企業の能力との相対評価によって決められているのである。

出来高賃金制の歴史は古く、ヨーロッパのギルド職人や日本でも江戸時代の職人賃金はもちろん、・・・

「資格」はきわめて属人的な要素が強いもの

「所定内賃金」とは、・・・名目賃金を表示するときに最もよく使われる。

「ベースアップ」は、会社と世間水準との格差を是正するために、全社員共通におこなう。

賞与は、業績直結型の強烈な刺激給として決定されるべきである。

これからの賞与は月々の給料以上に、会社の業績直結型、個々の社員の成績直結型のドラスティックなものでなければならない。

賞与として社員へ還元するのは、会社を成長発展させるという視点からの要請なのだ

正しい業績指標は、利益であるし、付加価値である。

会社で実際に付加価値を産出する経路を考えれば付加価値額を産出するには減算式が適切であることは明らかである。なぜなら売上高をの伸ばし経費を少なく抑える以外には付加価値を大きくする方法はないからである。

利益3等分法

目標管理の目的は、会社の業績向上にある以上、目標設定は、必ず、トップダウンでなければならない。

長期事業構想

経営というものは、原因の10%が結果の90%を左右する(ドラッカー)

トップダウン、ボトムアップの双方向の流れを「ツー・ウェイ(2way)コミュニケーション」

やる気を持続する最良の方法は、なによりも成功させることだ。それには仕事のやり方(戦略と戦術)を十分工夫し、方法・手段を選択して成功の確率を高めなければならない。

上司が適切な方法で仕事のやり方をサポートし、やる気を持続させてやる必要がある。

ブラフ(はったり)

あらゆるポストが、無能な人間によって占められた時に安定を迎える(ピーターの法則)

役職が上になるほど、厳しい選別をかける

いまの労働基準法は製造業のブルーカラー中心の時代に作られた古い法律

多くの企業では役員賞与をなるべく回避し、賞与相当分をあらかじめ毎月の役員報酬に折り込んで支給している。

働くことは、神から与えられた罰であり苦痛であるとする欧米の労働観

引当金は減価償却と同じように決算書上の処理にすぎず、資金的な裏づけがあるものではない。

池田信夫『古典で読み解く現代経済』PHPビジネス新書

『国富論』は一般的に経済を語っているのではなく、重商主義を批判する宣伝文書なのです。

日本の役所の人の頭の中に重商主義が刷り込まれているわけです。

スミスが繰り返し批判している「重商主義」とは、現在の言葉に引き戻してみると「既得権」とか「利権」という言葉に近いような気がします。

スミスの一貫したテーマは、ビジネスに国家が介入するのはよくないということですが、・・・

『蜂の寓話』

門閥制度は親の敵で御座る

サンディカリズム(協同組合主義)

ヘーゲルというのは、・・・最初に「このもの」といった漠然としたアルケー(始原)から始まる。

ベイズの定理、Gメールでスパムをはじくフィルターは、実はこの定理を使っているのです。

エルズバーグ・パラドックス、ダニエル・エルズバーグは国防総省の秘密報告書「ペンタゴン・ペーパー」を暴露した人です。

科学革命の構造

現代の動学マクロ理論は、ケインズが批判したベンサム的計算そのものです。

・・・ハイエクは特殊な右翼ぐらいに思われていて、宇沢弘文先生とか浜田宏一先生などのケインジアンが、ハイエクやフリードマンをよく批判していました。

最大の間違いは、新古典派経済学には情報の概念がないことです。

私の友人の医者は「寿命はカネ次第」だといっています。

フリードマンの経済学者としてのいちばん重要な提言は、金融政策です。

ロバート・ライシュ『暴走する資本主義』・・・法人税を廃止すべき

経済学の世界でみる限り、もうケインジアンという人はほとんどいません。フリードマンが勝利したと考えてもいいと思います。

子安宣邦『日本ナショナリズムの解読』白澤社

この「日本」と「天皇」とが歴史上に成立してくるのは、白村江の敗戦によって日本が朝鮮半島から手を引き、朝鮮との間に政治的、軍事的な境界線が引かれることによってであった。「日本」の成立史とは、「韓」からの離脱史なのである。

日本神話における「韓」の痕跡を帯びた代表的な神はスサノオである。

福沢はこのように一国人民の独立的持続こそがまことの国体の持続だというのである。それはたとえば君主政治という国家政体の持続をいうことではない。福沢の展開するのは国民主義(ナショナリズム)に立った国体論である。

「種の論理」の哲学的な論争対象としてあったのはヘーゲルであり、ハイデッガーであり、西田などであったが、・・・

松本健一『民族と国家 グローバル時代を見据えて』PHP新書

国家を超えるもの同士の戦争には、国際法に規定されるような宣戦布告も終戦も存在しない。

ところが現在、一つの民族が一つの国家として独立するような、つまり単一民族国家などというものは地球上にほとんど存在しないことが明らかになった。

植民地を維持するためには、膨大な資金やインフラが必要になったのである。

あえていえば、アイヌ民族はエスニシティとしては日本人とは別民族であるが、ネーションとしては日本民族、ということになる。

国民国家の歴史は、このように十九世紀の初め、ナポレオン率いるフランス国民軍がヨーロッパ中にその力を見せつけたころから始まるのである。

日本では天照大神にしても、スサノオにしても、神様が労働をしている。

日本ばかりでなく、中国にも韓国にも、国旗・国歌の発想はまったくなかった。

たとえば日本人と中国人、朝鮮人、モンゴル人は、モンゴロイドという点では同じ人種である。

人間は、どこに行っても、その土地の言語、文化、ものの考え方に染まっていくものなのである。

人間に生命システムを伝えるのはDNAであるが、民族の文化的システムを伝えるのはミーム(meme=文化的な遺伝子)である。人間は、どこに行っても、土地の言語、文化、ものの考え方に染まっていくものなのである。

ファッショとは、ラテン語で「束」を意味する。

民族という文化的、歴史的集団ができあがる過程は、かならず固有の言語がつくられる過程と重なる。ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』ふうにいうと、国語を持たなければネーション・ステイトは成立しないのである。

日本史の中では、深刻な宗教戦争はほとんど起こっていない。信長のみが、一神教的性格を持った蓮如の石山本願寺(大阪)に宗教戦争を仕掛けた。

日蓮が蒙古襲来の末法の世界に「われ日本の柱とならん」と宣言

青森の恐山も、「ウソリ」というアイヌ語からきており、「くぼんだところにできた湖」という意味である。

文化とは、民族の生きるかたち、である。

額田王の父親は新羅からの渡来人といわれる。

農業も起業の一つなのである。

アンダーソンは、国民国家ができあがるためには、その国語の成立が大きな役割を果たす、と指摘している。

私見では、1915年の対華二十一ヵ条こそ日本ナショナリズムが「侵略」へと踏み越していった過ちであった。それが大東亜戦争の起点なのである。

2014年12月26日 (金)

角田房子『いっさい夢にござ候 本間雅晴中将伝』中公文庫

西南の役で、軍旗を奪われて切腹しようとした乃木・・・

本間雅晴の墓は、川崎市・生田の春秋苑にある。

山下奉文と同じく、本間の遺骨もまた祖国には帰らず、墓にはいったのは遺髪だけである。

陸軍士官学校は明治元年、京都に兵学校が設けられ・・・

陸軍内部で、中学出と幼年学校出はとかく反目しがちだった。

士官学校で教えこまれた軍人勅諭は、生涯ぬけるものではありません。

陸大出は〝天保銭組〟と呼ばれて、軍中央部の要職を占めた。

イギリスを理解する手がかりは政治、外交、経済などの面より、多く文学によっている。

一時の感情から一生の後悔を残さぬよう

橋本欣五郎が中心であった「桜会」

一夕会

石原さんは天才といえるほど優れた人だが、同時に気違いだからなあ。

幾千年島国に閉じ籠った日本民族は海外感覚に乏しいのが宿命的かと思う。

マッカーサーはこの二人と比べものにならない〝大もの〟であった。

夜ごとここに集った米兵たちが古フィルムのグレタ・ガルボのラヴ・シーンに無理にも陶酔して、・・・

エンリコ・フェルミが、歴史的な「シカゴ・バイル・NO・1」を作り、・・・

戦場の興奮状態での行為を、平常時の道徳だけで裁くことには強い批判を向けていた。

〝作戦の神さま〟と呼ばれた辻政信は、南京虐殺事件のほか、シンガポール華僑虐殺事件、バタアン死の行進と、太平洋戦争の代表的な残虐事件すべてに関係している。

第二次大戦に日本の名将なし

戦争中、私は数多くの将軍に接したが、その人格なり識見なりにおいて、推服できる人物に出会ったことは一度もなかった。

軍人の責任は、つねにその結果に対して負わねばならないもの

2014年12月23日 (火)

斎藤貴男『民主主義はいかにして劣化するか』ベスト新書

10数億人もの人口を擁する巨大なマーケットでもある中国を、仮想敵国扱いなどできやしない。

そこで米軍の不沈空母たる日本がまたしても、対中国包囲網の前線に立つ役割を担わされる羽目になる。

『読売』や『産経』、またフジテレビや日本テレビのような、政権寄りのマスコミ・・・

インフォーマル帝国主義

ペンタゴン・ペーパーズ

戦時体制には、安く使える人間がたくさん必要になるからです。

落ちこぼれゼロ法

米国はいまでも、18歳になった男性には徴兵への登録義務があります。

徴兵というのは、なにも実際の戦闘行為そのものをやらせることばかりではないのです。

白虹事件

「ビリケン宰相」と揶揄された寺内正毅

小泉さんが竹中平蔵さんと組んで推進した新自由主義イデオロギーに基づく構造改革路線、あるいはそれとも表裏一体のネオコン路線が、すべてをぶち壊したのです。

小泉構造改革は明白に新自由主義という近代経済学の流行のうえに建っていた・・・

中国や韓国は、ろくでもないところもたくさんあるけれど、現実に日本から被害を受けたのですから、被害者が加害者に対して厳しい目を向けるのは当たり前です。「謝れ」と言われたら、何度でも、永久に謝るしかないんです。

しかし、それならば、なぜ右翼たちの中から、もう一度アメリカと戦って、今度こそアメリカに勝ってみせるというヤツが出てこないのか!(副島隆彦)

将来的にはヨーロッパの、アイスランドやデンマークのような小国を目指すのが一番だと思います。

今日の経済大国は、水俣病やイタイイタイ病の犠牲者たちの屍の上に成立しています。

長谷部恭男・杉田敦『これが憲法だ!』朝日新書

憲法をつくることによって、政治権力を縛るのが立憲主義である。

立憲主義のポイントは「公と私を分ける」ことだと考えています。

中世のヨーロッパでは、人の正しい生き方は、ただ一つに決まっていました。教会の教えです。

「オイコス」(家)という私的空間と、「ポリス」(都市国家)という公的空間

イスラム諸国家は政教分離をいまのところ否定していますよね。

法措定的暴力(ベンヤミン)

準則は、ある問題の答えを一義的に決めるものです。

世界国家は、これはご存じのとおり、カントも否定的です。

糸川英夫『ビジネスマン太郎 ヒラメキ脳の磨き方 発想力読本』MG出版

相対性理論というニュートン的世界観からみれば常識ハズレの理論は、・・・

発想は常にテーマを考え続けていなければならないのだが、ときには完全に忘れることも必要である。

発想マンは聞き上手であれ!

人生で大切なものは、「慣れ」を拒否するということです。

考え抜いて、潜在意識の中にその問題がインプットされれば、あとは、機が熟すのを待つしかない。

ビギナーズラック・・・あなたの今かかえている問題が新しいジャンルであればあるほど、また、あなたがそのジャンルに対して門外漢であればあるほど、あなたのアイディアはそれだけで、新鮮かつ価値があるものなのだ。

脳はリラックスすることによって活性化する器官であって、プレッシャーがかかると働きがにぶくなるのである。

武田信玄は、たいそう立派な厠を作り、・・・

運も人が運んで来てくれるもの

トッツィー・・・ダスティン・ホフマン

ケネディ大統領は、アメリカ大統領になる以前、トイレの中で、大統領就任演説をやっていたという。

話す相手のレベルに合わせた会話力

子どもの成績を伸ばしてあげたかったら叱るよりほめること。

会議の時など、みんなでネクタイをとってしまうのも効果がある。

辞書を引いたら、必ずその項目を読み切ること。

有名な小説が映画化されると、だいたいは期待を裏切られるものである。

織田信長・・・献上された黒人の肌をタワシでこすらせてみた

勉強は・・・・・あれは全部クイズなんだ、こう思うことが大切である。

今日は友達と遊んだよ、パイナップル

色に注意しながら歩いてみると、いろいろな発見がある。

ポカリスエット・・・飲み物にブルーはタブーとされていたのだが、見事にそのイメージの差別化に成功したのである。

必要から生まれた発想には、体験の中で工夫されたものがいっぱいだ。

柳生一族の家訓

  • 小兵は縁に気づかず
  • 中兵は縁を生かせず
  • 大兵は袖すり合うも縁にする

小澤周三他『教育思想史』有斐閣Sシリーズ

ルソーによって優れた教育論と評された『国家』

イギリス、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国においては、今日もなおプラトンの教育思想は影響力をもっている。

プラトンがエリートの教育に重点をおいたとすれば、アリストテレスは国民の教育の基本的なあり方に関心をもっていた。

フランスの高等学校リセーの名は、リュケイオンに由来している。

ルネサンスという言葉の定義は不可能に近い。

人の記憶力も若いうちの方が強力である。子どもの頃に覚えたことは大人になっても忘れない・・・

エラスムスは、教育が成り立つうえできわめて重要なことは、・・・教師が子どもからすかれることだ・・・

自然(Nature)の概念は、ギリシアのピュシスに始まるといわれる。

直観のABC

コンドルセ法案

小児を書物でいじめるな。

犯罪の予防のほうが処罰よりもはるかに望ましい結果をもたらす。

ゲーテのかつて語った「他のいかなるものとも同一であるな」

教育におけるすべての運動の中心は子どもである。

ペスタロッチは、このようなルソーの思想を発展させ、労働を中心とした生活を基盤とする学校のあり方を追求した。

アヴェロンの野生児

ルソーが『エミール』を世に出し、子どもは大人の小型ではない、人格をもつ個人であるとして、子どもの権利を主張した

遊びの積極的意義に着目したのはフレーベル

機械生産の芸術への悪影響を徹底して批判したのが、ラスキンであった。

デューイらが・・・・・労働の社会的あるいは階級的な意義の論述は欠落していた。

タブラ・ラーサ(白紙)

たやすく手にはいるものはたやすく失われる。

2014年12月22日 (月)

ビジネスアカウンティング研究会『20歳になったら知っておきたい 会計のはなし』TAC

バイキング形式のお店の場合、オーダー形式のお店にくらべ、一般的にメニューが少なく、また少しぐらい食材が足りなくなってメニューが減ったとしても、他の料理を出すことでカバーできるため、食材が廃棄される可能性(リスク)を低くすることができます。

格安な航空券には、値段が安い代わりに、搭乗時刻やキャンセル料金などで規制がかかっているという特徴があります。

アマゾンでは、短期的な利益は重視せずに長期的に成功することを目標にしています。

1個あたりの利益が減っても販売数量を増やすことで全体の利益が大きくなるわけですから、送料無料による注文数の大幅増加で得る利益は、アマゾンが送料を負担しても、アマゾンにとって利益があるということです。

どんぶり勘定は、昔、職人などが「どんぶり」と呼ばれるエプロンのような腹掛けから無造作にお金を出して使ったことに由来します。

鷲田小彌太『思考の技術 発想のヒント』日本実業出版社

命題というのは、・・・・・絶体絶命の問いかけだ。

人は、自分の中に答えたくない何かがある場合には、答えることができないのだ。この状態を、中野重治は「心が結ぼれている状態」といった。

トランスセンデンタール、超越論的

哲学や倫理学は、実は根本的な解決は不可能だと知っている、知性の営みだ。

理論的に可能なことは、現実的に可能だ。

いい映画は脚本(プラン)がいい

わからなくてもいいから、難しい本を読め

人間ひとりが独自に考え付くことは、タカが知れている。自分で、自分の考えを、いくら「これはユニークな思想だ」と思い込んでみても、調べれば、同じようなことをもっと深く、広く、キレイかつ鮮やかに考えた例は、いくらでもある、ということを思い知るはずだ。

成功例の中には、それほど学ぶべきものはない。失敗例は、学ぶべきことの宝庫なのだ。

およそ歴史的に評価される思想を残した人間は、すべて、前の人間の考えを解釈するという作業で、傑出した人なのだ。すべて、前の人の考えを踏まえて、自分の考えを組み立てたのである。

2014年12月21日 (日)

野口吉昭『新たな成長へつなげる事業構造転換シナリオ 事業戦略3.0』かんき出版

コトラーのマーケティング3.0

モチベーション3.0

神々のWeb3.0

ものづくり3.0

価値観とは、人間の本質です。

事業の価値とは、つまるところ人の志、思いです。それが価値を生みます。

日本企業が事業を評価する上で重視するのは、売上・利益・市場シェアなどの指標が中心です。

池内タオルの企業理念は、特徴が明快です。絞り込んでいます。具体的です。

事業戦略1.0 →環境分析からの戦略策定、「競合よりもうまく変化に対応しましょう!」

事業戦略2.0 →「変化創造の主体者であるべき!」

事業戦略3.0 →「人の高き志」「深い思い」を起点とする戦略

ビジネス生態系

ペンタゴン経営

宅急便事業とは、『密度』のビジネスモデルである。

A00とは米軍の任務指令書の最初の項目で、目的やありたい姿(希望・夢)のことを指します。つまり、プロジェクト計画書の1枚目にくるのが、本質的な目的であるA00なのです。

「すばらしい」では足りない。

中国人は手洗いが基本なのです。

現地の顧客の声を聞いて、彼らの現実を知ることが欠かせません。

サムスン・グループには1990年代からスタートさせた「地域専門家制度」があり、・・・

日本で成功した方程式をそのまま持ち込んで、失敗する企業が後を絶たないのです。

マネジメントシステムのイノベーションにおいて大切なこと。それは、トップの覚悟が問われることです。

まず「自分が変わる」。それによって、「周りを変える」のです。

戦略的な企業、マーケティング力ある企業に共通するのは、「定義」「前提」「位置づけ」にとにかくうるさいということです。ここがポイントです。

ウェイのメッセージは、「一言で言える!」凝縮感が必要なのです。

「顧客の立場」なのか、「顧客のために」なのか。それは、マーケティングにおけるスタンスに関わる大事なテーマです。

小売店を手伝いながら、買い物客が何を買い、何を買わないかなどを観察する「ワーク・イット」

マーケティングで顧客の「本音」をインサイト

人はお客さまによって育てられる

2014年12月20日 (土)

池谷裕二・鈴木仁志『和解する脳』講談社

法律って所詮は「村の掟」なんですよね。法律なんて、科学のように世界共通の普遍的なものではなくて、本質的にその国の歴史や文化によって違ってくる性質のものですからね。

科学者は「反証可能性」を重視します。反証可能な命題を立てないかぎり科学にならない。これはじつはすごく大切なことで、「反証可能性」こそが科学の大前提なんです。つまり、何か仮説を立てたときに、その仮説が否定できるかどうかがカギなのです。仮説が否定されてはじめて科学が進歩するのです。

科学者の使う言葉に「検証」と「確証」っていうのがあって、「検証」は英語でベリファイ(verify)、「確証」はコンファーム(confirm)なんですよ。言葉としては「検証」のほうが強くて、100パーセント正しいことを証明するというときの用語です。これに対して「確証」のほうは、帰納法なんですよ。再現性もあるから確率的にほぼ間違いないだろうと確度が高まればいい。

そうすると、おそらく法律は科学でいう「確証」のほうで動くわけですね。これだけ証拠が集まればもうコンファームできたと言うのかなと。

われわれは人間である前に生物である。

木山泰嗣『膨大な資料を迅速・正確に処理できる 情報をさばく技術』日本実業出版社

国語や英語の問題で、長文が掲載されていたとします。高得点をとる人は、問題文を先に読んで解答に必要なところだけを読むのです。

コアとなる書籍

基地情報

「奥付」は「本の顔」です。

推理小説などでも、「フーダニット」(だれがやったのか?)ではなく、「ホワイトダニット」(なぜやったのか?)という作品が最近は受けているようです。

「合理的な経済人」という言葉が、租税法の分野にはあります。

公文書には必ず押印がある。

2014年12月18日 (木)

ヤスパース『哲学入門』新潮文庫

私たちはプラトーンよりも進歩しているとはいえないのです。

子供とばかは真実を語る。

哲学は困窮の場合には役に立たないものであります。

哲学は、何が存在するか、という問いをもって始まっております。

哲学する者は答弁を求められている者であります。神について問われたならば、哲学者は何らかの答えを与えなければなりません。

ある被告が法廷で自分はこのように生れついているので、他にどうしようもなかった、だから責任はないのだ・・・・・被告を罰する裁判官の行為の解釈についても同じことがいえるのだ。・・・・・定められた法律に従って必然的に行動しなければならないのだから、裁判官もまた他にどうしようもないのだ。

カントによると、啓蒙とは、人間が自分自身に責任のある未成年の状態から抜け出ること。

あらゆる過去のものを学んで自己のものとし、同時代人の言に耳を傾け、あらゆる可能性に対して自己を開放することができるように努力すること。

目的は各自の思索を呼び起こすことにあったのです。

自分で考えること、あらゆる他の人の立場に立って考えること、自分の考えに忠実であること、というこの三つのカントの要求を手引きとして解釈されるでしょう。

常にいくつかの哲学史の書物をあわせ読むことをお勧めしたいのです。

哲学が人間としての人間にかかわるものであるかぎり、大衆の人間存在の中に深く根をおろすものでなければならないという著者の哲学に対する根本的な見解が、・・・

2014年12月16日 (火)

ロバート・S・マクナマラ『マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓』共同通信社

ハノイ(北ベトナム)とベトコン(南ベトナム民族解放戦線)

ザ・ベスト・アンド・ザ・ブライテスト(最も優秀にして最高に頭脳明晰)

われわれはまちがっていました。ひどくまちがっていました。

古代ギリシャの詩人アイスキュロスは「苦しみの報酬は経験である」といいました。

わが国がベトナムという国を十分には理解していないし、気持ちのうえで完全に決着をつけてもいないのは明らかです。

数量化は、世界について考えるさい、正確さを付け加えてくれることばのようなものだ、と私は今日に至るまで考えています。

ホイズ・キッズ(神童グループ)

無味乾燥な人物が無味乾燥な人々の先頭に立っている(ガルブレイス『豊かな社会』)

その始めのときに目を大きく開いて見ていなければならない(モンテーニュ『エセー』)

なにびとの知識も、その経験を超えることはできない(ジョン・ロック)

南ベトナムが崩壊すれば、残りの東南アジアもこれに続くだろうという、いわゆる〝ドミノ理論〟

ぼくが矛盾していると言うのかね、・・・何しろぼくは大きく、いろんな中味をどっさり詰めこんでいる(ホイットマン)

ジョンソン大統領と、その下で働いたわれわれは、まちがっていたのです。

ローリング・サンダー[とどろく雷鳴の意]作戦

まずドアの内側に足を差し入れる作戦

オリバー・ストーンの気紛れな映画「JFK」

私はハーバードの大学院時代いらい、一つのルールにしたがってやってきました。ある目的と、それをやり遂げる計画を考え出すだけでは不十分である。その目的を達成しつつあるかどうかを判定するため、計画(の進行度)を監視しなければならない、というのがそれです。もし計画が達成されていないことが発見されれば、計画を修正するか、目的を変更するかです。

計算できるものは計算すべきです。

300万人のベトナム人が死んだ。5万8千人のアメリカ人が遺体袋に入れられて・・・

本書の中でマクナマラは「われわれ」という表現で、大統領を含め、当時の政府首脳陣の集団的責任を、繰り返し口にしています。

成功には100人もの生みの親がいるが、失敗はいつもみなし児である(ケネディ大統領)

ベトナムへの本格的な軍事介入の責任の所在が、ケネディ大統領ではなく、後任のジョンソン大統領にある

アイアコッカ『アイアコッカ わが闘魂の経営』ダイヤモンド社

ヘンリー・フォード二世は、私の家族を苦しめた。そのことを、私は絶対に忘れない。

マクナマラは、私に向かっては、考えたことは必ず書けと教えた。

マクナマラをはじめとするフィズ・キッズの最大の功績は、フォード社に最も欠けていた経理面の管理を確立したことだった。フォード社の最大の弱点は経理だった。

上に立つ者は、ローマ法王より清潔で猟犬の牙のようにきれいでなければならないと、マクナマラは口ぐせのように言った。超然たれと説き、みずからそれを実践した。「みんながやってることだから」という口実を、彼は許さなかった。

人生で一番大切なのは、タイミングなんだよ。

まず、聞き手は何の予備知識も持たずに来るのだから、最初にスピーチの主題をざっと紹介する。次に、本題に入る。最後に、何を話したかをまとめる。必ず、この原則を守ることにしている。私が習ったもう一つのコツは、話し終える前に聴衆に行動をうながすことだった。何でもいいが、注文をつけずに聴衆を帰してはならない。

トップ経営者に私が求める資格は、猛烈に働く能力。

フォード二世は日本嫌いだが、ヨーロッパには目がなかった。

死ぬときに真の友が五人いれば、すばらしい人生だったと思え。

私が自動車業界最大の人物と仰ぐアルフレッド・スローン

経営者の多くがそうであるように、長期的な会社の福利より来期の収益ばかりを考えていた。

創立者ヘンリー・フォードに経営の才が皆無

現場の工員に、アイデアを出せば聞いてもらえるという雰囲気をつくることこそ、品質向上の最も大切なコツなのである。

2014年12月15日 (月)

橋爪大三郎・副島隆彦『新装・増補版 小室直樹の学問と思想』ビジネス社

政治家は賄賂を取ってもよいし、汚職をしてもよい。それで国民が豊かになればよい。政治家の道義と小市民的な道義はちがう。

優秀な人が一人育てばいいんだ。

丸山眞男だけが、ようやく小室先生に東大の政治学博士号だけは授与した。

100年、200年の寿命がある古典を10冊買って、10回ずつ読め

日本はアメリカ帝国の属国のひとつである。

角栄が、1972年まではアメリカは日本にタダで先端技術をくれた言った。

アメリカ帝国は、文科系の日本人の学者の人材育成まではしてくれなかった。

1950年代のアメリカは、かくもすごい国家で、こんな場所がこの世にあって良いものかと驚きの連続

カルヴィニズムこそは、ヨーロッパ近代資本主義を生むに至った精神様式でもあるわけです。

ナンバー2以下は全部とばして、いちばん正しいと思われる学説についてだけ、徹底的に勉強していくのです。

量子力学と相対性理論を一度に説明する「大統一理論」

理論経済学は物理学ととても近い学問

理論経済学は、近代経済学と呼ばれる・・・目標は、資本主義社会を解明すること

マルクス主義のテーマをひとくちで言えば、これもやはり、資本主義社会の解明でしょう。

現代の近代経済学の源流をたどると、全てこのワルラスという人にさかのぼる

ワルラスのアイデアを本当に使える道具にしたのが、ヒックスです。

小室さんは、マルクスが連立方程式を知っていたら、『資本論』はまったくちがった風に書かれただろう、とよくおっしゃっていたのですね。

パーソンズの着眼は、まさしく社会がシステムだというところにありました。

構造主義は、元をたどるとデュルケム学派でしょう。

ヴェーバーは、資本主義成立の条件を、プロテスタンティズムに求めました。

ソ連は建て前でこそ、宗教と無関係でしたが、その実は宗教国家でした。そのことは、労働者や農民の行動様式を考察すれば容易にわかることです。

ソビエトやドイツと比べても、イギリスとアメリカほど国際法を堂々と無視する国はない。

日本においては機能集団、学校であれ、企業であれ、官庁であれ、なんでもよろしいのですが、本来何かの機能を果たすべき機能集団がそのまま運命共同体になってしまっている。

信長は、絶対という観念を日本人に初めて知らしめた象徴的なカリスマでした。

韓国の企業では人材が育たない、あるいは韓国人の社会では労働のエートスが成立しない・・・その勤勉さの内容に非常な空疎さが見られて、・・・

儒教は人間に差別があるという、差別観に立脚している思想です。

日本人は、儒教を日本流に読み変えることによって、日本に適用していったのです。

2014年12月14日 (日)

坂本剛『Yahoo!ファイナンスで速攻決算書分析』中央経済社

「連結決算推移に登場する用語のまとめ」の用語のうち、会社を分析するのに必要なのは、次の9つです。

  • 売上高
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 当期利益
  • 総資産
  • 自己資本
  • 資本金
  • 有利子負債
  • 自己資本比率

Yahoo!ファイナンスのネタ元は決算短信

「事業持株会社」と「純粋持株会社」。前者は、自らも事業を行いつつ、グループ会社の株式を所有して支配することが目的の会社だ。後者は、事業を行わず、グループ会社の株式を所有して支配することが目的の会社だ。後者の場合には、会社名に「ホールディングス」や「グループ会社」と付くことが多くあるんだ。

2014年12月13日 (土)

岩木弘勝『事業承継したリーダーに贈る15の心得 後継社長の経営バイブル』現代書林

多くの企業は、潜在能力を眠らせている。

100%の能力を発揮している会社はない。

ジョハリの窓

山善の創業社長

ボトルネックの法則・・・弱いところを放置して強いところに特化すると、弱いところから決壊する

企業倒産の99%は、内部崩壊が原因

戦国武将は敵の内部に内通者(裏切り者)をつくりました。

上場企業で自己資本比率が60%を超えれば、ほぼ無借金経営と言えます。

中小企業の場合、自己資本比率が30%を切ってはいけないという考え方があります。

賢いウサギは三つの穴を掘る(中国のことわざ)

社長の器以上にしてはいけない、潰れる(稲盛)

企業の存亡は、経営者の哲学にある。

なぜ、経営計画書をつくる必要があるのですか→計画通りにいかないから(一倉定)

利益はウンチ

推測するな、顧客に聞け(ドラッカー)

戦略は効果、戦術は効率

全体最適は、「誰も犠牲者をつくらない」が根本思想

サムシング・グレート・・・万物の創造主

酒井穣『よい未来をつくる理論と実践 幸せの経営学』JMAM

幸運とは、準備が機会に出会うことである(オプラ・ウィンフリー)。

経営学とは、科学的な視点から事業の状況を測定し(テイラー)、経営者の視点から測定された状況を分割管理する(ファイヨール)、実学(フォード)。

イノベーションは「顧客の声」からは生まれにくい。

相互に特許の使用を許可し合う「クロス・ライセンス契約」

広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ(スタンダール)。

この言葉を使い始めたのは、カトリック教会の布教聖省である「プロパガンダ大学」

セブンヒッツ理論

ディドロ効果

すべての問題の原因は、必ず過去にある。

スイート・スポット

チャンドラー・・・組織は戦略に従う

アンゾフ・・・戦略は組織に従う

この世の問題は、ほとんどすべて「ヒト」に起因しています。

小室直樹『経済思想ゼミナール 経済学をめぐる巨匠たち』ダイヤモンド社

経済学は、他の学問に比べ、対象となる範囲が酷く限られている。

経済学の扱う対象は唯一つ「近代資本主義」だけである。

世界で最初の経済学者はマーシャルである。

古典派の大発見は、レッセ・フェールの発見である。

ナポレオンは軍事の天才でもあったが、法律の天才でもあった。

古典派の理論的な礎を築いたのは実はリカードである。

ケインズに依ってマクロの視点が齎されるまで、経済学とは、即ちミクロ経済学だったのである。

比較優位説(比較生産費説)は、経済学における最大の発見とも言われている。

セイの法則とは、市場に供給されたモノは必ず売れる-という驚くべき法則である。

マルクスの理論的業績として最大級のものと言われる「再生産表式」

ケインズより前に書かれた経済学のテキストは失業について何も論じていないのである。

四大社会学者(ヴェーバー、デュルケム、フロイト、パレート)

ロックの「社会契約説」は近代デモクラシー哲学の原点となった。

理論的に突き詰めると、経済学はやはりケインズか古典派か-このいずれかに帰着する。

カルト教団のような合理的期待学派

ケインズ理論の落とし穴-それは「クラウディング・アウト」であり「インフレ」である。

ハーベイロードの仮説

「疎外」とはずばり「社会現象には法則性が在る」という事である。

ソ連を滅ぼした直接の原因は、未完工事とゼロ金利である。

マルクス自身も「リカードほど偉い経済学者はいない」と語っている

マルクスの最大の不幸は、ワルラスより先に生まれて了った事であろう。

資本主義には必ず失業が出る、と指摘していたのはマルクスだけである。

ジェントルマンという言葉があるが、これは元々「ジェントリーに属する人」という意味である。

ヒックス教授の「IS-LM曲線」と、サムエルソン博士の「四五度線」は、今もケインズ解説の最高のツールとされている。

リカードのような大天才は、数式こそ使っていないが、・・・

2014年12月11日 (木)

大澤真幸『「正義」を考える 生きづらさと向き合う社会学』NHK出版新書

オペレーショナルというのは学問用語ですが、外部から観察可能なテストによって判別できる、という意味です。

ひきこもりの定義は、半年以上家族以外の人と接触していないような状況が続いている、ということです。

ひきこもっている人は、本当は、一人になることができないのだ。

子供は誰かと一緒にいるとき一人になることができる。

まず一人でいられるためには、逆に安心感の根拠になる誰かがいなくてはいけないという状況ですね。

人間的な悩みを持っているのに、なぜそんな非人間的なことができたんだろうかということです。

ヒトラーもどんなに悩んでいたかを話すと、ヒトラーが行ったことの凶悪さやインパクトを相対的に小さく見せることができるのです。

その物語を聞いたからといって、その人を理解できるようにはならないということが重要です。

サンデルという人は、コミュリタリアン(共同体主義者)ですから、カントと考えが違う。

コミュリタリアンの理論のベースには、アリストテレスの倫理学がある。

学問にとっての究極の価値が真理

功利主義というのは、公然と個人の権利とか尊厳を蔑ろにするのです。

「最大多数の最大幸福」のような目標を、数学ではダブルオプティマム(二重最適化)

カントによれば、正義は、定言命法の形式をとる。

カントという人は非常に厳格なプロテスタントのクリスチャンです。

サンデルという人は、コミュニタリアン

カントやロールズのようなリベラリズム

リベラリズムは、善(good)と正義(justice)との間には決定的な境界線があって、善よりも正義のほうが大事だと考えます。

アラスデア・マッキンタイア

コミュリタリアンの理論のベースには、アリストテレスの倫理学があるからです。

コニュニタリアンのキー概念は、「共通善」でした。

アクラシア

アリストテレスの哲学の特徴は、目的論です。

フェルナン・ブローデルから「長い十六世紀」

ヘーゲルの言っている国家とは、君主制国家です。

アラン・バディウという現代フランスの左翼の政治哲学者が、民主主義には二種類の腐敗があると言っています。

連合赤軍のメンバーたちは、毛沢東の熱狂的な支持者でした。

リベラリズムは、コミュニタリアンとは真逆です。つまり、それは、資本主義を完全に前提にしている。

ゲマインシャフトが人格的な関係、ゲゼルシャフトが物象的な関係

マルクスは、ホメロスの叙事詩を読んで感動してしまう。

寛容というのは、お互いに認め合うことです。

正義についての考察は、人生や現代社会の困難との対決としての意味も有するとき、真に深い意義をもつ。

言葉を受け取ってくれる人がいて初めて、思考は活性化する。

町山智浩『知ってても偉くないUSA語録』文藝春秋

オハイオこそ、最も「重要な」州なのです。大統領選において。

大統領選は、選挙人制度という方式で、州ごとに選挙人というものの人数が決められており、各州で最多数の一般投票を集めた候補が、その州の選挙人全部の票をごっそり奪うシステムです。

80年代以降、大統領選挙では、南部はどの州もいつも共和党、東部と西海岸の州はいつも民主党の候補が勝利することが固定化しています。

オハイオとフロリダ両方落として大統領になれた例は近年存在しません。

伝説の性豪カサノヴァが回想録で自慢した人数は122人。

宣伝メールを「スパム」と呼ぶが、もともとはアメリカ製の缶入りハムの商品名だ。

金持ちに減税することで景気が良くなり、雇用が創出されると主張する。つまり、金持ちに富が集中すると、彼らが納税や投資や事業拡大をして社会に還元されるとするトリクルダウン(したたり落ちる)理論だ。

1973年、最高裁が中絶を女性の権利として認めてしまった。

江南はソウルの富裕層が暮らす繁華街。

「1000年の暗闇」とは欧米では5世紀から15世紀まで続いた中世の暗黒時代を意味

中南米系はヒスパニック

クーガン法

フィリバスター

ロックンロールという言葉は、セックスの時の腰の動きを意味する黒人のスラングだった。

アメリカは先進国で唯一、国民医療保険がない。

合衆国憲法には日本国憲法第25条にあたる規定がない。生きるも死ぬも自己責任というわけだ。

タランティーノはロサンジェルスの南の小さなレンタル・ビデオ屋の店員だった。

フランクリンは、・・・・・たとえ地の果てでも一律料金で必ず手紙を届ける郵便システムを設立した。

実用化の可能性があるのは、グーグルが開発を進めている無人操縦自動車だろう。

ジェントリフィケーションとは「住宅地の高級化」

ルイジアナは奴隷市場があったし、テネシーとジョージアはKKKで有名だ。

白人には異人種混交への恐怖がある。

アレックス・バーザ『ウソの歴史博物館』文春文庫

われわれが真理という概念を科学的にとらえるのに対し、中世の人々は寓意的、かつ精神的に解釈していた。

中世の人々のものの見方を形づくったのは、ふたつの出来事だった。ひとつは四世紀のローマ帝国の分裂、もうひとつは五世紀に聖アウグスティヌスが発表した『神の国』という書物である。

秘密主義や閉鎖主義が中世の知識の土台になった。

「でっちあげてだます」という意味のホウクス

偽造の数の多さでは、中世の修道士と聖職者にはかなわないだろう。

ルネサンス期におこなわれたもっとも有名な偽造は、若き日のミケランジェロがかかわったものだ。

おもしろくせあれば、嘘をついても許されるという考えを主唱したのはバーナムだからだ。

合理的な頭脳は現実を支配するというポーの信念を体現している。

世に馬鹿者の種は尽きまじ

ホラ話とは、たんなる個人でなく地域全体で盛りあげるいたずらである。

シオンの博識な長老の議定書・・・・・この議定書がロシアにはじめてあらわれたのは二十世紀初頭だった。

ナチス・ドイツの政治宣伝は新しいメディアが悪用される不穏な例を示している。

コティングリーの妖精

世界中のほとんどの神話にはトリックスター的キャラクターが登場する。ネイティブアメリカンの神話ではコヨーテ、北欧神話ではロキ、そして古代ギリシャ神話ではヘルメスやプロメテウス。

ひっかかるのはぼんくらだけではないのだ。

石器は発見された地層から時代を割りだすしか方法がなく、・・・

大災難に見舞われたときに民衆が予言を持ちだすのは昔からのことで、・・・

2014年12月 8日 (月)

辻隆太朗『世界の陰謀論を読み解く ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ』講談社現代新書

電離層研究施設とされている「HAARP」

彼らの陰謀論のほとんどは、一般社会にすでに流布している言説から採られたものであり、独自の主張は乏しい。

エジソンのライバルとも言われる発明家二コラ・テスラの研究

世界征服を企む悪の東洋人フー・マンチュー博士

イギリス政府がユダヤ人国家建設を認めたバルフォア宣言は、ロンドン・ロスチャイルド家の影響によるところが大きい。

ユダヤ人の経済的傾向は第三次産業に集中している。

共産主義者の多くはユダヤ人だ。レーニンやトロツキーなど、革命指導者はユダヤ人ばかりである。

ロックフェラー一族はユダヤ教徒ではなくプロテスタントであるし、わかっている範囲ではユダヤ系ですらない。

文化相対主義(世界の諸文化はそれぞれに固有の価値をもち、優劣の差はないという考え方)

リンドバーグ

タスキギー梅毒実験

ちくま評伝シリーズ『レイチェル・カーソン』筑摩書房

多くの人がありがたがって使っている殺虫剤・農薬などの合成化学薬品が、いかに有毒性の危険なものであるかを告発したのです。

ロングアイランド事件

レイチェルが、ここから「すべてが始まった」と話したように、『アトランティック・マンスリー』に掲載された「海のなか」という四ページのエッセイは、・・・

レイチェルは、殺虫剤・農薬を使おうとするならば、個々の薬品についてもっと厳密に科学的検証がなされるべきで、使う際には、管理を厳しく、もっと抑制的であるべきだと言っているのです。

第一章の「明日のための寓話」がフィクションだったことが、全体の批判につながったと書きましたが、・・・

彼女が着目したのはDDTという蚊やダニといった害虫に対する殺虫剤でした。

センス・オブ・ワンダーという言葉を教えてくれたのも彼女でした。

動きながらバランスをとること-動的平衝

2014年12月 7日 (日)

児玉尚彦他『3年で「経理のプロ」になる実践PDCA』日本実業出版社

会社が経理に期待していることは、次の4つです。

  1. 生産性の向上
  2. 数字の専門家としての異常検知と要因分析
  3. 利益向上につながる財務提案
  4. 経営者の意思決定の支援

会計に関係ない情報(非財務情報)を無視しないこと

どちらとも考えられる費用は固定費に含める

金額の大きい(影響度が大きい)「変動費」が分かれていれば十分に意味のある分析ができると考えます。金額が大きい「変動費」とは「仕入、材料費、外注費」です。

営業CFの2つの括り

  1. 「業績」を表わす部分
  2. 「取引条件」を表わす部分

損益計算書を並べてチェック

  1. 前期から大幅に金額が増減しているものを見つける
  2. 売上比の確認

経営者への説明で意識したいポイント

  • 伝えることを3つに絞る
  • 問題指摘より共感を心がける
  • 教えるのではなく、気づいてもらう

営業CF=償却前利益(税引き後利益+減価償却費)+運転資金増減

「勉強時間数」も大切ですが、「勉強したことの実践時間数」はもっと重要なのです。

2014年12月 6日 (土)

廣松渉『<近代の超克>論 昭和思想史への一視角』講談社学術文庫

第二次世界大戦の直前と最中の時期における往時の<近代の超克>論は、まさに、日本を〝盟主〟とする東亜が欧米に勝利して世界に覇を唱えるようになるという〝見込的構想〟と相即するものであった。

最近の世界の哲学者のなかで、歴史的に記録すべき人物は、誰よりもベルグソンとフッセルルであろうが、・・・

ギリシャ的実在は自然であり、キリスト教的実在は神であり、近代的実在は人間

カントの「自律」やフィヒテの「自己定立」

人々は日常生活の場において、おのれが機械的に単調な反復運動を営んでいることを忘れがちである。人間が単調な機械的運動を営むということが現実化し、かつ、それが自覚されたとき、まさしく悲喜劇的である。・・・「モダン・タイムス」

東洋の原理は正に無であるのである。

人の存在の構造を時間性として把握する[ハイデッガーの]試みは・・・

ブラーシュやフェーブルの理論

ランケの「道徳的エネルギー」

頭山満の玄洋社、内田良平の黒龍会

啓蒙的理想の〝実現〟と目された近代的ゲゼルシャフトの原理に対するゲマインシャフトリッヒ

西洋哲学を突き抜けてゆかなくちやならない。

支那には儒学、易学なんぞがあるが、それからは行きやうがないやうだ。

今日の日本の軍隊が強いのも、信玄や楠正成の兵法から出たのでなく、西洋の兵法で勉強したお蔭だらう。

軍人が西洋式を採つたやうに、学問も西洋流にやることだ。そしてそれを突き抜けることだ。

加藤周一のような、日本にとっての外来文化と土着文化との双方に通暁しておられる国際的文化人・・・

平野謙のように、文壇史的な心理的なタイプの批評家

「近代の超克」は、明治以来の日本の代表的な知性がたどりついた一極点なのだ。

思想・文学の領域でも、戦前のものがかたちを変えて復活してきたことはいうまでもない。

毛沢東と文化革命が西洋においても日本においても評価されたのは、・・・

マルクス・エンゲルスのなかに近代哲学あるいは近代的思考への根本的な批判を見いだす廣松氏の立場からは、・・・

ポストモダニズムという、もともと建築様式からはじまった言葉がさまざまな領域でいわれはじめたころである。モダニティ(近代)とは、何かを達成すべく前方に向かう時間性であり、そのような理念や目的をもつことだとされる。そういう「大きな物語」が終わったというのが、ポストモダニズムである。

ポストモダニズムは、本質と現象といった形而上学の「二項対立」の構えをディコンストラクトするものであるとみなされる。

ドイツと日本という敗戦国が復活することによって、政界の政治的構造はある意味で、戦前に類似してきたのである。

ヘーゲルはナポレオンによって歴史は終わったといったが、それはブルジョア民主革命が達成されたことによって、それ以上の歴史的課題や情熱がもはやないということである。

ジャパン・ミックス『歴史を変えた偽書 大事件に影響を与えた裏文書たち』JapanMix

ヒトラーの『我が闘争』のページを開くと、そこかしこに『議定書』でお馴染みの論理や言葉がちりばめられている。

ヒムラーは、優生学的管理のもとにアーリアの純粋人種を育成してゆこうという目的の「生命の泉」協会を設立させている。

プラトーンが、その対話篇『クリティアース』と『ティーマイオス』との中で、彼の時代から九千年程前に、大西洋にアトランティスと呼ばれる島ないし大陸があり、高い文明を誇っていたが、一夜にして海底に沈んでしまったと書き残している。これがいわゆる〝失われた大陸〟説の始まりである。

『勇者ライディーン』では、主人公はムーの女性と日本人男性との間に生まれたことになっており、ムーは常に母親のイメージとオーヴァーラップして登場していた。

磯部浅一は獄中日記で天皇への怒りをあらわにしている。

中沢新一があるところで語ったところによれば、麻原の座右の書は中沢の『虹の階梯』、そして『宮下文書』だというのだ。

一倉定『経営の思いがけないコツ』日本経営合理化協会出版局

私のコンサルティングは、環境整備(清潔・整頓・安全・衛生など)に始まる。これ以外に何もしないのに、業績が上がっていく。後はすべて、自然とうまくいく。

真のワンマン経営者は、会社の責任を一身に負う。自らの状況判断に基づいて目標設定を行い、お客様の要求をいかにして満たすかということだけを考えて、それを実現していくことを使命としている。

経営計画書を、必ず自らの手で書き上げることこそ、社長として絶対にやらなければならないことである。

多くの人々を立派に使う法こそ、リーダーシップである。リーダーシップの要諦は、「自ずからの意図を明らかにする」ことであり、それを最も効果的に発揮する法は、〝明文化〟である。これが、経営計画書の〝魔法〟の正体である。

「口頭による指令は忘れられ、文書による指令は守られる」-これが、私が経営計画書の作成を社長に強力に進言する理由である。

社長というものは、〝毛並み〟のよさを絶対に必要とする。毛並みというものは、氏素姓や教養だけではなく、行動半径の大きさ、そして立派な友、しかも異業種の友を多くもっていることが大切である。

特に社長には、社運を決める〝決定〟という大事がある。これは、重要なことであればあるほど、社内の人には相談できないものだ。

内部管理からは収益は生まれない。

私はトーハツの下請企業に勤めていた。そこでの体験が、わが〝一倉教〟の原点であり、・・・

事業とは市場活動である。

お客様を〝加入者〟とよんでいた電々公社では、真藤社長から「電々語だ」と叱られたのは有名な話である。

GMとともに

事業の経営は、お客様の要求を満たすことによってのみ可能なことを考える時に、お客様訪問を忘れるとは何とも不可思議な現象である。この大錯誤の原因は、どこにあったのか。それは、テーラーの〝科学的管理法〟やギルブレスの〝動作研究〟、メイヨーの〝ホーソン効果〟といわれる人間関係論などの内部管理論を、〝経営〟と思い違いしてしまったところにある。

外国人に対しては、日本の常識は通用しないのだ。

〝責任の範囲の明確化〟それ自体が、無責任社員をつくりだしてしまったのである。

マネジメントと称する観念論こそ、真剣勝負の事業経営に、常に大きなマイナスとなってくることを知ってもらいたいのである。

クレーム処理の方針には、絶対にはずせない四つの重要な点がある。

  1. すべての業務に最優先する
  2. 言訳は絶対不可
  3. 費用無視、復元最優先
  4. クレームの責任を追及せず、クレーム不報告の責任を厳重に追究する

「品質は工程で作りこまれる」と言ってみても、その品質とは設計品質のことであって、良品という意味ではない。

メーカーとしての正しい姿勢は、品質管理(作る側の論理)ではなくて、信頼性管理(使う側の論理)でなければならないのである。

社長が社内にいるのは、一週間のうち一日以内にすべきである-というのが、私の主張である。

訪問の具体的なやり方

  1. 会社に出社しない
  2. アポイントはとらない
  3. お客様には一人で会う
  4. 相手の要望のみを聞く
  5. 繰り返し訪問する
  6. 滞在時間はせいぜい十分以内

世界中、いかなる国でも、塵一つないところがある。それは軍隊である。

環境整備とは、規律、清潔、整頓、安全、衛生の五つの活動を行うこと

「決定」は個人で行うのが正しいのである。

「固定費は商品に割掛けて補償されなければならない」という阿呆の論理

年計、統計学では、ちゃんと正式のメンバーなのである。〝Year to Date〟と呼ばれているのがこれである。

経営三種の神器・・・お客様訪問、環境整備、経営計画書

「企業があげられる最大限利益は、企業が必要とする最小限利益より少ない」というのが現実だからである。

目標と実績との差を読むこと

間違った理論というのは、マネジメントの基本原理の一つであるPlan-Do-Checkつまり、「実績を計画に近づける」という思想である。

経営計画書、一倉式では長期事業構想書をもっているからである。

利益計画には、大きく分けて二つの考え方がある。一つは、売上高、粗利益、人件費、経費などの実績をもとにして、利益を予測する方法。もう一つは、社長が自らの意志によって意欲的な、時にはムチャと思われる利益を計画する方法である。

この試算で注意しなければならないことは、一つの試算では、変えてみる数字は必ず一個所でなければならないということである。

資金運用は未来計算だからである。

資金繰りというものは、未来計算ではない。資金繰りは、資金、すなわち現金に関する時系列計算であって、資金の収支を計算するものである。いわば、資金の損益計算である。

これに対して、資金運用は期末における資金構造を計算するものである。資金構造だから、資金運用はバランスシートの勘定科目で行うものなのである。言いかえれば、資金運用は、期末において、バランスシートのどの勘定科目に、いくらの資金を配分するかという、資金構造を計画するものである。つまり、〝資金の断面計画〟なのである。

資金運用とは、バランスシートの左右の金額を同時に同額だけ変えることと見つけたり

支払手形が生まれたのは、日本が島国だからである。・・・逃げ場のないことが、手形なる妙ちきりんなものを生んだのである。

太平洋戦争では、ランチェスター戦略のために、日本軍は各所で痛めつけられたのである。

人間は、一つや二つの欠点をもっていたほうが、人間なのだ。だから、部下に指令をくだすときも、『これはお前の方が俺より上だ。ひとつ頼む』とか、『お前の仕事ぶりには舌をまく。その伝でこれをやってくれ』と部下を立てるのだ(私はこの手をよく使う)。

2014年12月 4日 (木)

本日の映画

リトル・ランナー

網走番外地 吹雪の斗争

星新一02 ダークサイドエディション

網走番外地 北海篇

千と千尋の神隠し

雨あがる

ドクター・ノオ 007

デス・リベンジ・ラストミッション

バベル

ビル・マーレイの珍作フライド・ムービー・・・人生はジョーク

死の接吻

コンフィデンス

山猫は眠らない

バーティカル・リミット・・・雪山、親父、ロープを切れ

ゴーストバスターズ2

2014年12月 3日 (水)

藤森益弘『ロードショーが待ち遠しい 早川龍雄氏の華麗な映画宣伝術』文藝春秋

そもそも宣伝には、大きく分けてアドバタイジングとパブリシティの二通りがある。

パブリシティという仕事の重要さと難しさ

かつてはつまらない映画でも宣伝で騙しが効いた時代があったが、今はインターネットを通して口コミで祖の評価がすぐに決まる時代になって、そんな騙しが効かない状況にある。

「スミス都へ行く」・・・アメリカの良心と民主主義を謳い上げた映画が最後だったというのは、なんとも皮肉な気がする。

トリュホーが、オーソン・ウェルズの「市民ケーン」を観て大熱狂し、・・・

大阪の生野にあった電気館という大映系の映画館

タイトルだけで人の心を摑むのは、ある種の職人技ですよ。

キャッチ・フレーズのことを日本語では「惹句」という。

フランスの男性は女性を求めるが、イギリスの男性は女性から求められるというまったく楽しいの一言に尽きる映画であった。

本当に観たい人は、初日の一回目を目指して来る。

在日朝鮮人の人たちが住んでいたが北朝鮮に帰還後そのままになっていたバラックの集落跡の傍を流れるどぶ河・・・

日本春歌考

大映が経営難で本社ビルを売却し、日活と共同で「ダイニチ映配」という配給会社を設立して、何とか建て直しを図ろうとした。

ビョルン・アンドレセン

ベトナム戦争を扱った「帰郷」や「ディア・ハンター」や「ビッグ・ウェンズデー」などの映画にはまだ残っていたアメリカ人のこの戦争に対する一片の抗弁や感傷のようなものが、「地獄の黙示録」では根こそぎにされていた。

キューブリック本人は、予想に反していたって物静かな人物で、・・・

映画が<商品>である以上、その映画の<作品的価値>より<商品的価値>のほうが重要視されるのは当然のことだと言えば・・・

試写室でお客さまと顔を合わせること、それが映画宣伝の基本

宇沢弘文『社会的共通資本』岩波新書

二十世紀は資本主義と社会主義の世紀であるといわれている。

制度主義は、資本主義と社会主義を超えて、すべての人々の人間的尊厳が守られ、魂の自立が保たれ、市民的権利が最大限に享受できるような経済体制を実現しようとするものである。

社会的共通資本は、一つの国ないし特定の地域に住むすべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような社会的装置を意味する。

社会的共通資本は自然環境、社会的インフラストラクチャー、制度資本の三つの大きな範疇にわけて考えることができる。

ヴェブレンの制度主義の思想的根拠は、これもまたアメリカの生んだ偉大な哲学者ジョン・デューイのリベラリズムの思想にある。

社会的共通資本の各部門は、職業的専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規範にしたがって管理・維持されなければらない。

制度資本は、教育、医療、金融、司法、行政などの制度をひろい意味での資本と考えようとするものである。

非人間的、非倫理的な受験地獄を生み出してきた現行の大学入学試験制度の矛盾が・・・

レーガン政策の背後には、反ケインズ主義ともいうべき政治思想と経済哲学の考え方が存在していた。それは、サプライサイドの経済学、マネタリズム、合理的期待形成の経済学などというかたちをとって現われ、1970年代の後半から1980年代の前半にかけて、きわめて保守的、反動的色彩のつよい経済学の流行を惹き起こした。

レールム・ノバルム

フィデュシアリーの原則

新古典派理論は、1870年代にジェヴォンズ、メンガー、ワルラスなどによって形成された、いわゆる限界革命を契機にしてつくり出されたが、資源配分の効率性にのみ焦点を当てて、所得分配の公正性という側面はほとんど無視してきた。

分配の公正、貧困の解消という経済学本来の立場であり、そのために必要な理論的枠組みの構築が新しいパラダイムの形成に不可欠であるというのがジョーン・ロビンソンのいう「経済学の第二の危機」の意味するところであった。

反ケインズ経済学は、マネタリズム、合理主義経済、サプライサイドの経済学、合理的期待形成仮説など多様な形態をとっているが、いずれも新古典派経済理論の理論前提にもとづくものであって、その共通の特徴としてあげられるのは、理論前提の非現実性、政策的性向の反社会性であり、市場機構の果たす役割に対して、その正当性を前提とし、強調する理論的性格をもっている。

アメリカのレーガン大統領、イギリスのサッチャー首相、日本の中曽根首相という政治的指導者たちが、新保守主義の旗をかかげて、・・・

封建性の時代から一貫してみられた日本農村の閉鎖性

もともと社会的共通資本の考え方は、自動車の社会的費用の概念を明確に理解するために考え出されたものであった。

子どもたちがもっている能力を単元的な尺度で測ったり、比較しようとしたり、あるいは、そのパフォーマンスを順位づけしようとすることは、教育の目的から大きく逸脱したものであり、決しておこなってはならない。

一人一人の子どもがもっている個性的な資質を大事にし、その能力をできるだけ育てることが教育の第一次的な目的である。

デューイの考え方はいわゆるリベラリズムの立場に立つもの

フィッシャーは、新古典派経済学の考え方を代表する経済学者であって、・・・

自然環境は、経済理論でいうストックの次元をもつ概念である。

シャーマニズムは、三千万人を超えるアメリカ・インディアンが信じていた宗教であったが、それは、自然資源を管理し、規制するためのメカニズムであって、その持続的利用を実現するための文化的伝統であった。

ベーコン、デカルト

佐藤卓己『八月十五日の神話-終戦記念日のメディア学』ちくま新書

原子の熱運動がなくなり物質が完全に静止する絶対零度、摂氏マイナス273.15度を時間の単位に換算すると4分33秒になるという。つまり、絶対零度では音楽を含めすべての活動が停止するという含意である。

大島渚は、「敗者は映像を持つことができない」という。

真珠湾攻撃やシンガポール陥落の日本側映像は存在する。だが、日本側にミッドウェー海戦の映像はなく、サイパンや硫黄島の玉砕も沖縄戦もすべてアメリカ軍の映像のみが存在する。

なぜ誰ひとりとして、玉音放送を録音する天皇の姿をせめて写真になりと撮っておこうとしなかったのか。

玉音放送という国民的体験の写真に関して、この有様である。それ以外にあまたある集団的記憶も・・・

私たちは、これまでこうした出所の怪しい写真によって、八・十五のイメージを形づくってきたのだから。

全米から全世界に中継放送された「戦勝」儀式が、日本放送協会によって国民に放送されることはなかった。

アメリカの対日戦勝記念日、いわゆるVJデイは、いうまでもなく九月二日であった。

VJデイはトルーマンの思惑通り、当時の日本人にとっては「屈辱の日」であった。この「九・二降伏記念日」を忘れたい、そう思ったのが政治指導者たちだけでなかったことも確実である。

VEデイ(ヨーロッパ戦勝記念日)

蒋介石が総統を名乗るように、国民党そのものがナチ流の指導者原理を採用した全体主義政党だったことや、・・・

「放送された玉音」と「放送されなかったミズーリ調印」の違いは無視できない。玉音放送が伝えた「終戦」は、公式文書の「降伏」を国民体験の記憶で覆い隠してしまった。

お盆と終戦記念日、宗教と政治が重なる八月十五日の性格づけの曖昧さこそ、戦後の歴史認識を象徴している。

創られた伝統(E・ホブズボーム)

古いとされるものも実は新しい

「武士道」とは、バジル・H・チェンバレンが「新宗教の発明」と表現した武士道である。

GHQにより発せられた「神道指令」により「公文書二於イテ『大東亜戦争』、『八紘一宇』ナル用語」を使用することは禁止されていた。

「大詔をお下しになつた」のは八月十四日であり、「大本営に降伏を命じ、また国民に武器をすてて、てむかひをやめるやうに命令」したのは八月十六日である。

『マッカーサー大戦回顧録 下』によれば、ミズーリ号は横浜港から約二十九キロ沖に停泊していた。

1978年に江藤淳が平野謙批判で口火を切った「無条件降伏論争」があったはずである。

「十五年戦争」という表記は、鶴見俊輔が「知識人の戦争責任」で提唱して以降普及したとされている。

1931年の満州事変から数える「十五年戦争」が中国重視の呼び名・・・

『新しい歴史教科書』運動の中核に、司馬遼太郎の「語り口」を史観として評価する「自由主義史観研究会」が存在したことからも明白である。

丸山眞男が唱えた「八・十五革命」神話の呪縛

大日本帝国の『実在』よりも戦後民主主義の『虚妄』の方に賭ける

2014年12月 1日 (月)

エルジビュータ・エティンガー『アーレントとハイデガー』みすず書房

・・・ハイデガーがヤスパースに短いあいだ金を借り、その利子をヤスパースが受け取ることにしたりしているのだ。

それは『人間の条件』を見れば明らかである。この本は「あらゆる点でほとんどすべてをあなたに負うています」と、彼女は彼への手紙に書いている。

しかしアーレントはその二十年後、ハイデガーは「可能とあらばいつでも、どこでも嘘の言える、名うての嘘つきだ」と言っている。

ハインリッヒ・ブリュッヒャーは、ハイデガーの哲学の大崇拝者だったから、・・・

柏木吉基『人は勘定より感情で決める』技術評論社

行動経済学とは、そもそも人は(これまで経済学の前提となっていたような)合理的な行動をするとは限らず、その〝非合理な〟行動を研究する学問です。

平均回帰・・・データは平均に向かって動く

S字カーブを知らずして、行動経済学は語れない。

イエスマンは、おそらく従業員の就業年数が比較的長く、待遇も比較的良い企業ほどたくさんいるはずです。

イエスマンは既得権と深く結びついているからです。

長期にわたって会社に滅私奉公した結果、やっと既得権が手に入ります。

ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換える・・・

メンタルアカウンティング(心理会計)

値引き

質を最大化するための基本方針は「今やってしまって、終わった後ですっきりすること」です。

何が全体最適として理想なのか

創造性豊かな人は創造的でない人にくらべて、非常に多くの「思考実験」を行なっているということである。

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