アイアコッカ『アイアコッカ わが闘魂の経営』ダイヤモンド社
ヘンリー・フォード二世は、私の家族を苦しめた。そのことを、私は絶対に忘れない。
マクナマラは、私に向かっては、考えたことは必ず書けと教えた。
マクナマラをはじめとするフィズ・キッズの最大の功績は、フォード社に最も欠けていた経理面の管理を確立したことだった。フォード社の最大の弱点は経理だった。
上に立つ者は、ローマ法王より清潔で猟犬の牙のようにきれいでなければならないと、マクナマラは口ぐせのように言った。超然たれと説き、みずからそれを実践した。「みんながやってることだから」という口実を、彼は許さなかった。
人生で一番大切なのは、タイミングなんだよ。
まず、聞き手は何の予備知識も持たずに来るのだから、最初にスピーチの主題をざっと紹介する。次に、本題に入る。最後に、何を話したかをまとめる。必ず、この原則を守ることにしている。私が習ったもう一つのコツは、話し終える前に聴衆に行動をうながすことだった。何でもいいが、注文をつけずに聴衆を帰してはならない。
トップ経営者に私が求める資格は、猛烈に働く能力。
フォード二世は日本嫌いだが、ヨーロッパには目がなかった。
死ぬときに真の友が五人いれば、すばらしい人生だったと思え。
私が自動車業界最大の人物と仰ぐアルフレッド・スローン
経営者の多くがそうであるように、長期的な会社の福利より来期の収益ばかりを考えていた。
創立者ヘンリー・フォードに経営の才が皆無
現場の工員に、アイデアを出せば聞いてもらえるという雰囲気をつくることこそ、品質向上の最も大切なコツなのである。
« 橋爪大三郎・副島隆彦『新装・増補版 小室直樹の学問と思想』ビジネス社 | トップページ | ロバート・S・マクナマラ『マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓』共同通信社 »
「マネジメント」カテゴリの記事
- コリン・パウエル/トニー・コルツ『リーダーを目指す人の心得』飛鳥新社(2023.08.29)
- 金田信一郎『失敗の研究 巨大組織が崩れるとき』日経ビジネス文庫(2023.02.21)
- 樋口武男編著『積極精神に生きる 創業の人・石橋信夫の心とともに』PHP(2022.08.09)
- 中野明『「超ドラッカー級」の巨人たち カリスマ経営思想家入門』中公新書ラクレ(2022.07.04)
- 冨山和彦/経営共創基盤『IGPI流ローカル企業復活のリアル・ノウハウ』PHPビジネス文庫(2022.06.21)
« 橋爪大三郎・副島隆彦『新装・増補版 小室直樹の学問と思想』ビジネス社 | トップページ | ロバート・S・マクナマラ『マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓』共同通信社 »
コメント