角田房子『いっさい夢にござ候 本間雅晴中将伝』中公文庫
西南の役で、軍旗を奪われて切腹しようとした乃木・・・
本間雅晴の墓は、川崎市・生田の春秋苑にある。
山下奉文と同じく、本間の遺骨もまた祖国には帰らず、墓にはいったのは遺髪だけである。
陸軍士官学校は明治元年、京都に兵学校が設けられ・・・
陸軍内部で、中学出と幼年学校出はとかく反目しがちだった。
士官学校で教えこまれた軍人勅諭は、生涯ぬけるものではありません。
陸大出は〝天保銭組〟と呼ばれて、軍中央部の要職を占めた。
イギリスを理解する手がかりは政治、外交、経済などの面より、多く文学によっている。
一時の感情から一生の後悔を残さぬよう
橋本欣五郎が中心であった「桜会」
一夕会
石原さんは天才といえるほど優れた人だが、同時に気違いだからなあ。
幾千年島国に閉じ籠った日本民族は海外感覚に乏しいのが宿命的かと思う。
マッカーサーはこの二人と比べものにならない〝大もの〟であった。
夜ごとここに集った米兵たちが古フィルムのグレタ・ガルボのラヴ・シーンに無理にも陶酔して、・・・
エンリコ・フェルミが、歴史的な「シカゴ・バイル・NO・1」を作り、・・・
戦場の興奮状態での行為を、平常時の道徳だけで裁くことには強い批判を向けていた。
〝作戦の神さま〟と呼ばれた辻政信は、南京虐殺事件のほか、シンガポール華僑虐殺事件、バタアン死の行進と、太平洋戦争の代表的な残虐事件すべてに関係している。
第二次大戦に日本の名将なし
戦争中、私は数多くの将軍に接したが、その人格なり識見なりにおいて、推服できる人物に出会ったことは一度もなかった。
軍人の責任は、つねにその結果に対して負わねばならないもの
« 斎藤貴男『民主主義はいかにして劣化するか』ベスト新書 | トップページ | 松本健一『民族と国家 グローバル時代を見据えて』PHP新書 »
「歴史」カテゴリの記事
- 文藝春秋編『世界史の新常識』文春新書(2024.02.01)
- 磯田道史『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』NHK出版新書(2023.06.18)
- ジュディス・S・ニューマン『アウシュヴィッツの地獄に生きて』朝日文庫(2023.01.29)
- 関眞興『30の戦いからよむ世界史 上』日経ビジネス人文庫(2022.08.02)
- 竹村公太郎『日本史の謎は「地形」で解ける』PHP文庫(2022.07.12)
« 斎藤貴男『民主主義はいかにして劣化するか』ベスト新書 | トップページ | 松本健一『民族と国家 グローバル時代を見据えて』PHP新書 »
コメント