宇沢弘文『経済と人間の旅』日本経済新聞出版社
経済学は、人間を考えるところから始めなければいけない。
中でも教育は、経済学の重要な対象である。
年を経るとともに、私の研究テーマが自動車、医療、教育、環境問題などへと広がったのは、経済学が本来、取り組むべき課題がそこにあるとの思いを深くしたからにほかならない。
ゲーテはワイマール公国の宰相を務めたことがあった。その時、国王や貴族の独占物であった芸術作品や学問、庭園などを国民共有の財産として一般に開放した。「公園」はその一例である。・・・・・後年、私が提唱する「社会的共通資本」の考え方はゲーテの思想が参考になっている。
日本の敗戦はポッシブルではなく、プロバブルだ(安倍能成)。
好きな女優のイングリット・バーグマン
ソースティン・ヴェブレン
ジョーン・バエズ
競争的社会主義の原理
アメリカの大学では普通、博士号を取った大学に研究者を残さない。先生の下に長くいると、自由な学問が展開できなくなるからだ。
ケインズの『一般理論』の意味するところは、簡単に言ってしまうと、資本主義は非常に不安定なので政府が何かしなければ大量失業か、非常に危険なインフレを生み出す。つまり、安定的な経済成長を実現するのは非常に難しいという点にある。
『一般理論』のエッセンスは、ヴェブレンが04年に発表した『営利企業の理論』の中にある。
あたかも戦前の日本において、軍国主義的弾圧に対して敢然とたたかった山田盛太郎、その生命を賭して学問的立場を守った大内兵衛、有沢広巳、脇村義太郎、河合栄治郎などの経済学者をほうふつさせるものがあった。
失業、インフレーション、国際収支の悪化という、いわゆる〝トリレンマ(三重苦)〟
私は、デューイの思想はリベラリズムであるといった方が適切ではないかと思っている。
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