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2015年1月15日 (木)

橋爪大三郎『世界がわかる宗教社会学入門』筑摩書房

(注)私が持っているのは、文庫本ではなく単行本

日本の都市は、自然とはっきり区別された境界(城壁)を持たなかった。

マックス・ウェーバー・・・キリスト教、なかでもプロテスタントに特有の「禁欲」の考え方が、資本主義経済の成立にとって不可欠だったという、驚くべき結論を示しました。

キリスト教のGodを「神」と訳したのが、そもそもの誤解のもとでした。

日本人は、儒教を〝思想〟だと受け取りました。

宗教というのは法律であると考えられる。

ユダヤ教が死後の霊を認めないことです。

食物規制は、ただの不合理な習慣に思えますが、立派に社会学的な意味があります。

1920年代に、信仰を強化するため、禁酒法を定めました。

イエスはユダヤ人で、ユダヤ教徒でした。

キリスト教にあってユダヤ教にない考え方、それが、契約の更改です。・・・もうひとつは、個人救済の考え方です。

キリスト教は、使徒パウロによってスタートした。

マルクス=レーニン主義は、そのロシア正教の伝統を受け継ぎ、皇帝教皇主義の教会とそっくりの特徴をもった共産党をつくり上げました。

ルターの思想でもっとも注目に値するのは、天職の考え方です。

アッラーは、形がない。

スンナとは、神の使徒(ムハンマド)から出た言葉・行為・承認です。

スンナを編纂した書物を、ハディースといいます。

廃仏毀釈

「源氏」は天皇の祖先の物語

江戸時代、中国は日本にとって、世界の中心=憧れの的でした。

特定の外国にモデルを求めて憧れる思想を、慕夏主義といいます。

朝幕併存。天皇が将軍を任命し、将軍が大名に君臨するシステムです。

水戸学は、あるべき天皇像にしたがって歴史を再構成するという皇国史観に傾いていきます。

ユダヤ同士は利子をとって貸し借りはできないが、相手がキリスト教徒ならかまわない。

キリスト教の最大の成果は、地上の権威(政治権力)と神の権威(宗教的権威)とを分離したことです。

儒教には、一神教の神にあたる超越的な権威が存在しません。聖人とは、過去の政治家であり、要するに人間です。

科学がたった400年の歴史しかないのにひきかえ、宗教は数千年の歴史をもち、人類の文明そのものだと言ってもよい。

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