ロバート(ボブ)・H・ハーズ『会計の変革 財務報告のコンバージェンス、危機および複雑性に関する年代記』同文舘出版
1970年代までの会計実務の多くは収益費用観に基づいていたが、そのとき以来、FASB、IASBおよびその他の国内会計基準設定主体は、首尾一貫した内的整合性のある基準を開発するための概念的に正しい最善の方法と考えて、概念フレームワークにおいて一般に資産負債観を採用してきた。
・・・SECの調査報告書は、・・・堂々と資産負債観を支持するとの意思表示を行った。
私は、借方、貸方、管理会計、予算などを教えられる前に富と所得の経済理論を熟知してきた。きっとそれらはこの問題に関する私の考えに影響を及ぼしており、それゆえ私は、資産負債陣営寄りであり、まず資産と負債の決定と測定から始めることが重要であると考えている。
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