鍋島高明『今昔 お金恋しぐれ 文学にみるカネと相場99話』河出書房新社
いつの時代にも、相場にかかわるひとにとって、追証ほど怖いものはない。
中外商業新報(現日本経済新聞)
みずからリスクを冒さないことにはリターンが少ないことは相場も事業経営も同じことだろう。
透谷といえば、近代文学者の中で最も古書価の高いことで知られる。
なんでもかんでも金次第の世の中であることは当時も今も変わりはない。
ダイヤモンド社の創業者石山賢吉
難平(なんぴん)
「ハタ売り」とは「カラ売り」のことである。
ケイ線と春画は離れてみよ
岩本巌
利は置き、損は切れ
人生には二回だけ投機をしてはいけない時期がある。一つはその余裕がないとき。一つはその余裕があるとき(マーク・トウェイン)。
十月。これは株に手を出すにはとくに危険な月だ。そのほか危険な月は、七月と一月と九月と四月と十一月と五月と三月と六月と十二と八月と二月(マーク・トウェイン)。
古本マニアは時々、同じ本を二冊ダブって買うことがある。
漱石は金を欲しくて書いた作品が、今から思うと、一番良いと言ったという。
内村鑑三
哲学者カーライル、サマセット・モームの名作「月と六ペンス」
戦前、鐘紡株は「国宝級」と呼ばれたそうである。
ゴッホとゴーガン
帝政ロシア時代はサンクト・ペテルブルク、ロシア革命でペテルグラード、さらにレニングラード、先のソ連の崩壊で、再びサンクト・ペテルブルクに逆戻りした。
外套(オーバーコート)
ゴーゴリーの『外套』
この世はね、奥さん、ママごとじゃないんですよ(佐藤愛子)。
伊藤博文
是川銀蔵
株で成功することは不可能に近いという事実
不思議なんですけど、人は損には耐えられるんですわ。利の方が我慢できん。
孔子は「お金を超越しろ」と述べている
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