映画のもつ強力な政治的影響力を、はじめて認識し、映画を煽動宣伝のためのもっとも有力な武器として、意識的に一国の政策のなかに組み入れたのは、ソヴェト革命直後のレーニンだった。
ゲッペルスが『戦艦ポチョムキン』をドイツの映画人の見習うべき手本として称揚したのはその一例である。
その映画で実質的に世界ヒューマニズムを開拓したのは、たぶんチャップリンただひとりであって、・・・
昭和14年に映画を政府の支配下におく映画法が制定された
最初の国際的スターは、メリー・ピックフォードとチャップリン
はじめてセックスを商品化したクララ・ボウ
ゴダールは、ヴィスコンティような作家の作品を尊敬するといいながらも、・・・
ジュリー・アンドリュースのようなミュージカルでの表現力はあっても、容貌は大衆にアッピールしがたいと判断された女優、オードリィ・ヘップバーンのように容色の衰えのはげしい女優
チャップリンは、・・・ルンペン・プロレタリアートになる。
オルテガは近代芸術の傾向を「芸術の非人間化」という言葉であらわしたが、・・・
フェリーニ作品のひとつの特徴は、自己告白的な要素の強いことであり、・・・
フェリーニの女性的な性格は有名であり、・・・
アントニオーニの映画に共通してあらわれるのは、漠然たる、しかし執拗な不在感であり、それに対応する不能感である。
ベルイマンのもっとも大きな特質は、<神>と<セックス>の問題提起に外ならない。
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