若松英輔『生きる哲学』文春新書
井筒が、熱情をもって論じたのが空海の真言密教における曼荼羅の哲学だった。密教においてコトバは、ときに曼荼羅の姿をもって表される、曼荼羅は幾多の教典にけっして劣ることない叡智の結晶の表現だと井筒はいう。
「棄民」という言葉は江戸時代からあったが、それを現代によみがえらせたのは水俣の人々だった。
『本居宣長』で小林が論じているように宣長は、日本儒学に新たな一派古文辞学派を樹てた荻生徂徠から決定的な影響を受けている。
ブッダは何も書き残していない。
真実の存在世界のことをブッダは、「彼岸」と呼んだ。
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