本上まもる『<ポストモダン>とは何だったのか 1983-2007』PHP新書
ポストモダン思想はニーチェ、フロイト、マルクスといった近代批判の思想を源流としている。
1980年代的なものは、おおかた80年代の前半に出揃っている。
子供の時から超一流の絵を観、超一流の音楽を聴いてなきゃ、一流の音楽は作れるわけないんだよ。
われわれは普段個人の自由意思で動いているつもりになっているが、じつは所属する集団や歴史的、地理的にあらかじめ決まったパターンのとおりに動いてしまっていることがよくある。そうしたパターンを「構造」と呼ぶのだ。
柄谷行人には美学が欠如している。
「人それぞれ」という考え方(=価値相対主義)
マルクス主義は政治や経済の領域において包括的な世界観を備えていたが、・・・
無秩序な状況はアノミーと呼ばれ、・・・
フロイトは治療者が患者と過度に親密になることを戒めた(=禁欲原則)
フロイトは、患者に金銭を要求することにした。患者は金を払うことで、治療者との関係が特別な愛情関係ではなく、あくまで職業としての治療行為であることをそのつど確認するのである。
他人にやすやすと語ることのできるようなものはトラウマなどと呼べるものではない。
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