長谷部恭男『憲法のimagination』羽鳥書店
1935年の天皇機関説事件は学問上の論争ではない。
美濃部の天皇機関説は、天皇の始源的権力について語っていない。美濃部は徹頭徹尾、憲法をその内部から眺めており、外部の視点から憲法を見ることをしない。
日本国憲法は立憲主義に立脚している。立憲主義と絶対平和主義は両立しない。どちらかを採る必要がある。
民族は独自の「記憶」を持つといわれることがある。
アメリカの基本戦略の前に法はない。
国民国家(nation state)は徴兵制と手に手をとって生まれた国家モデルである。
カント主義の逆の極端に位置するのが、オルソン主義である。
「先例に従うべし」というのは、ハンス・ケルゼンの言う根本規範と同様、・・・
高橋和之氏によれば、立憲主義とは、「国の統治が憲法に従って行われなければならないという考え」である。
パスカルの『パンセ』には、モンテーニュの『随想録』のコピペではないかと疑われるところがあります。
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