ショーンK『プロフェッショナルの5条件 ビジネスを勝ち抜く法則』朝日新聞出版
・・・・・常に「定義」の練習をさせています。
スキルというのは、本来「ジョブ・スキル」と「ワーク・スキル」の二つに大別されます。ジョブ・スキルとは、業務に必要とされる固有のスキル。対して、ワーク・スキルは、業務や会社の枠を超えて転用が可能な汎用性を持ったスキルです。リーダーシップなどのヒューマン・スキルや物事を理解して具体化していくコンセプチュアル・スキルがこれに当たります。つまり「ワーク・スキル」こそポータブル・スキルというわけです。
先入観や偏見をもたず、ジャンルを問わずにあらゆるものに関心をもち、つなげてみる。その接地点のことを「リンチピン」と呼びます。
では、あなたの仕事をここで定義してみてください。・・・・・単に職種の名称をそのまま定義していては、その範囲の中でしか仕事をとらえることができません。
「ジャパネットたかた」は、その商品が誰に向けた宣伝かということをきちんと意識しています。というのも、薄型テレビのプレゼンテーションでは、テレビを畳の部屋に置いて見せています。購買層に即して的確にリアリティーのある「薄型テレビのある空間」をイメージさせ、購買意欲をかき立てる戦略を徹底しています。
MOSTという言葉があります。MはMission(使命)、OはObjective(目標)、SはStrategy(戦略)、そしてTはTactics(戦術)を指しますが、今の人たちはこれらがマニュアルに示されていないと何もできません。
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