フォト
無料ブログはココログ

amazon

« 早稲田大学ビジネススクール『MBAビジネスデザイン 戦略設計の基本と応用』日経BP社 | トップページ | アンソニー・ギデンズ『社会学 改訂第3版』而立書房 »

2015年7月25日 (土)

富山和彦『選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論』朝日新聞出版

今日の産業社会の発展をもたらした最大の功績者は何か。・・・・・圧倒的に貢献してきたのは、株式会社と複式簿記の「2大発明」である。

深刻なのは、環境変化によって、中核となる事業が賞味期限切れを迎えているのに、気がつかない場合である。

米国企業はもちろん、最近は欧州企業も、株式会社は利益や機能を追求するゲゼルシャフト(機能組織)であることを基本としている。

政治家とマスコミは、最後は裏切るから、気をつけたほうがいい(小泉純一郎)。

「選択と集中」とよくいわれるが、大事なのは単に「集中」することではなく、「あれかこれか」と選択した上で、選ばれなかった事業や機能を「捨てる」ことなのである。これを私は「選択と捨象」といっている。

「ダイエー」という店名は、2018年度をめどに消える見通しである。

コンビニエンスストアのように細分化された商圏を征する「密度の経済」が重要になってきた。

もっとも会社がつぶれやすいのは、実は創業から3年以内くらいといわれている。

会社の平均寿命は10年くらいでいいのだ。会社なんてただの道具。つぶれるものは、さっさとつぶせるようにする。

« 早稲田大学ビジネススクール『MBAビジネスデザイン 戦略設計の基本と応用』日経BP社 | トップページ | アンソニー・ギデンズ『社会学 改訂第3版』而立書房 »

マネジメント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 早稲田大学ビジネススクール『MBAビジネスデザイン 戦略設計の基本と応用』日経BP社 | トップページ | アンソニー・ギデンズ『社会学 改訂第3版』而立書房 »

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック