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2015年8月30日 (日)

ロルフ・デーゲン『フロイト先生のウソ』文春文庫

心理療法は100年も前から存在しているのに、世界は悪くなる一方だ。

古い理論がパッケージだけ変えて再登場することも少なくない。

人生は悲惨だ。限界は現実に存在する。どんなことにも代償はある。何事もタダでは得られない。われわれは生きている限りこの状態から脱することはできない。

プラセボ効果を上回る効果のある心理療法はただの一つも存在しない。

心理療法には計り知れないほどのメリットがある。明白な治療ミスがあっても患者のせいにできる点である。

広告費の少なくとも半分がどぶに捨てられてしまった、ということは分かっている。だが、残りの半分がどこへ行ったかは分からない(ヘンリー・フォード)。

プラトンは『政治論』のなかで、神話や伝統を規制すべきだと述べている。それらの「有害な価値観」を青少年が手本としてしまう危険があるから、と。

ソクラテスが、人間の記憶力は文字の発明によってダメになるだろうと述べている。

彼らが抱える問題は、ベトナムのジャングルでの記憶がとんでもないときに唐突にわき上がってくることにこそあるのだ。

ナチスのような全体主義政権の支配者たちが人道上の罪を犯すのは、劣等感を感じているがゆえではない。自分の価値を誇大妄想的に過大評価しているからこそ、他者を無価値だと見下しているからこそ、あのような犯罪を犯すのである。

社会的弱者は、「自分の人生がうまくいかないのは、差別を受けているからだ」と考える。しかも、実際には差別のせいでないことまで差別のせいにしてしまう。貧困層のアフリカ系アメリカ人は、ありとあらゆる不都合を白人の「人種差別」のせいにすることによって心理的「緩衝装置」を得ている。

社会的差別を受けている集団に属している人々は、自分の状況をもっぱら自分と同じ境遇にある人と比較することによって自尊意識を保っている。

心理療法にはおまじない以上の効き目はない。心理療法の「効果」と言われているものは、実は「プラセボ効果」に過ぎない。

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