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2015年8月11日 (火)

辺見庸×佐高信『絶望という抵抗』金曜日

安倍的ファシズムのなかには、そういうものもあると思うんです。ひじょうに平板な構文のなかで、易しい単語をつかって納得し合う関係性。それはファシズムの基本形の、ひとつの特徴です。

竹中労が言ってましたが、人は弱いから群れるんじゃなくて、群れるから弱いのだと。一人ひとりがガチで反対する気があるのかと。

パシフィズム(徹底的な非武装)

ファシストは、ゆえに、法則的に必ず負けるのです。

中国の監視社会は世界最強の部類です。

十五年戦争で日本が見たのは、殺しても殺しても、いくらでもわいてくる人の群れ、いくら占領しても点でしかない、およそ占領しつくせない広漠たる空間でした。

中国は一週間で戦争の準備ができます。

鶴田浩二

我々もそれぞれの代紋を背負って悪いことをやっているけれど、菊の代紋を背負う奴がいちばん悪いことをする。

三島の自決はフィクショナルなクーデターです。一作家が頭の中で描いた妄想を現実に行なった。

99歳のむのたけじが言っています。日本人にないのは希望でなく絶望だ。

絶望は深ければ深いほどいい。

中身が欠けているんです。自分たちがどれだけ身体を担保するのかが、決定的に欠けている。

もっと踏み込まないと、人間の存在がどういう危機にあるのかを描けない。

身体を担保するというのはやくざっぽい言い方ですけれども、そういう段階なのだろうと思うんです。

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