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2015年9月28日 (月)

山口昌男『本の神話学』中公文庫

ある本に刺戟を受けたときに、原著者に猛烈に嫉妬すること・・・・・嫉妬するということは、なぜそのような本が自分または自分たちによって書かれないのかと真剣に問い質すことである。

ハイデッガーの仕事は、理性の産物であるワイマール体制を否定し、血でもって考え、カリスマ的指導者を崇拝し、人殺しをすすめて自ら実行し、死と一体である生命の酔いしれた抱擁の中で、理性を永久に葬り去ることを望んだナチスのような運動を称賛するのに等しかった。

トーマス・マンの『魔の山』にワイマールを象徴する「重大な意味」を探っている。

百貨店のシステムがユダヤ人の商行為において発生しているという事実は、・・・

西欧では個人のショップが百貨店を圧倒しているときくし、また、イギリスの最も大衆的な百貨店の名が「マーカス=スペンサー」というのも意味ありげである。

今世紀の西欧は、三つの大きな亡命体験に知識人を捲き込んだ。ロシア革命、ナチスによるユダヤ人の追放、第二次世界大戦後の社会主義圏から(または「へ」)の亡命である。

チャップリン、グルーチョ・マルクス

偉大なアメリカ・サイレント映画の伝統は、そういった見世物小屋、大道芸にきわめて近いところにあったのである。

ユダヤ教においては、いっさいのはじまりに、ことばと註解との力が確立されており、そこではすべてがひとつのテキストから発し、またそこへ戻る。

エドワード・サイデンステッカー氏が、川端が他国で知られないのは日本でカーレン・ブリクセンが知られないのに等しいといった意見を書き記していた。

アイザック・デーネセンというペンネームの彼女を・・・

『アフリカから』

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