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2015年10月15日 (木)

毎日新聞社編『昭和思想史への証言』毎日新聞社

マルクス主義の立場に立つかぎり、カウツキーよりもベルンシュタインよりもローザ・ルクセンブルクがいちばん正しいといわれた。

ヘーゲルは危ないよ、ドイツのヘーゲリアンを見たまえ、大抵ナチに行ったじゃないか。

三二年テーゼ(1932年にコミンテルンが発表した「日本情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」のことで、絶対主義的天皇制の相対的に独自的な役割をはっきりさせ、ブルジョア民主主義革命から社会主義革命への二段階革命論を展開した)

マルクス主義の世界観においては、哲学と科学と革命運動とが「三位一体」をなしている。

ある人間の学問が本ものかどうかが試されるのはそうした極限状況においてであるという不幸な真実は、・・・・・

穂積―上杉の系流や筧憲法の「国体論」は、本質的には学問以前の信仰体系だったですね。学問としての憲法学の主流は、主として一木―美濃部―宮沢の系列で確率されたといっていいと思います。

ナチに対抗して、リベラリズムを守ろうとしたケルゼン

ロング議員の長いフィリバスター

明治憲法に比較すれば問題にならないくらい戦後の憲法のほうがいい。

西欧的な意味からいえば、インテリというものは、ものを創る人間だ。日本のインテリというのは、ものを祖述し、解釈し、享受するだけだ。

古代日本から、われわれの先祖は、中華文物を全部まねしたけど、どうしても輸入できなかったのが宦官制度です。

神道なんてものは本当の宗教じゃない

日本の植民地政策ってものが、何から何まで悪いとは思わない。主観的に善意から出たものがあるんですよ。ただこれがよその国には通じない。これは当然です、自分勝手の善意だから。

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